みなさん こんにちは
以前にこのブログでは留学の準備についての記事を書きました。ただ、そうは言っても、海外の大学って入学試験料も決して安くないのが現状ですし、学費も非常に値段が高いなんてことはありますし、円安だと厳しい状況になります。米国の私立大学だと1年間の学費が200万円はざらで、1年間の学費が400万円くらいの大学もあります。なので、4年間米国の私立大学の授業料だけで800万円はかかって、滞在費を入れると1,000万円は普通に超えます。BMW、ベンツ、LEXUSなどの高級車が買えます。そんなんじゃ、海外の大学卒業をとれる留学に全く手も足も出ないので、今回は、海外の大学の中でもアメリカの大学に絞って、アメリカの大学できる限り安く卒業できる方法をご紹介してみます。
アメリカの大学卒業をとれる留学に行くメリット
世界中の様々な人に出会えかつ自由な環境で学習ができる
→ アメリカの大学って必修科目や選択必修科目は日本の大学と比べると数は少なく、案外柔軟に履修ができます。また、研究室も運営が学生主体なので、自分のテーマについて思う存分に調べることができます。また、アメリカの大学は定年した人、軍隊に行っていた人、様々な国の人、障がいを持っている人など様々な人たちが大学で学んでいます。様々な国の人、年齢層、バックグラウンドを持った人とディスカッションすることやプレゼンテーションもしたり、聞いたりもするので、色々なことが学べます。あと、社会人になると時間がとれないので、このような経験は高校生か大学生の間にしておくことをお勧めします。
日本の大学と実は相性がいい
→アメリカの大学って日本の大学と単位の取り方はかなり似ていますし、学習課程が似ているので、アメリカの大学の履修登録は分かりやすいです。ちなみに、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドだと日本と学習課程が異なっているので、現地で専門的な授業を学ぶための準備段階としてファンデーションコースというものを履修する必要があったりします。
履歴書に書ける
→交換留学だとアメリカの大学卒業ではないので履歴書にアメリカの○○大学卒業と書くことはできません。アメリカの大学を卒業するとアメリカの○○大学卒業と履歴書に書くことができます。企業によっては海外の大学を卒業したことでTOEICが入社後も免除になることがありますし、海外に滞在をさせてもらえることもあります。
アメリカの大学卒業をとれる留学に行くデメリット
手間や費用がかかる
→高校の先生は留学のことに関しては知らないことが多いので、アメリカの大学に出願するのには何が必要なのかを調べたりを自分で調べる必要があります。自分をよく知っている人に推薦書をお願いしたり、SAT($60)やTOEFL IBT($245)またはIELTSを受験しに行く必要があります。テスト受験料だけで合計金額として30,000円は軽くかかってしまいます。あと、海外に留学するとなると家を借りるか寮に住む必要があります。ご飯も自分で作るかカフェテリアで食べるということになります。なので、自宅から日本の大学に行くよりかは割高になってしまいます。
日本の就職活動の時期が遅れたり、企業によってはアメリカの大学は評価されない
→ アメリカの大学の卒業は大体は5月か6月です。ただ、日本の大学の卒業は3月です。就職活動をアメリカでする人はそれでいいと思うのですが、日本で就職をしようとすると時期がずれてしまいます。しかも、4年制の大学の場合、日本の就職活動は大学新4年生の3月からになります。ところが、アメリカの大学に通っているとこの時期はまだガッツリと授業期間です。夏休みに就職活動をしようにもアメリカから一度日本に帰国をすることになる可能性もあります。ボストンキャリアフォーラムという日本の企業がアメリカに出向いて採用説明会を開いて選考もしてくれるというものがあるのですが、そもそも内定がそんなに出ないので期待はできないです。あと、企業って企業の数だけ性格があるので一概には言えないですが、アメリカの大学を卒業しても企業から評価されることはないことも普通にあります。
日本の大学院には行くのが実は困難なことがある
→ 就職はダメだったら日本の大学院に行ったらと考えている人も多いのです。ところが、日本の大学院は正直に言うと東京大学、京都大学、大阪大学クラスでも日本人のアメリカの大学出身者の受け入れはいいかといえばよくないです。ちなみに、私は旧帝国大学クラスの大学の先生に研究室訪問でアメリカの大学というだけで罵声を浴びさせられるという謎の攻撃を受けたこともあります。その後、しっかりと指導できる指導教官を別の大学で選ぶことができました。もっと突っ込んで言うと、大学の先生によて方針が全然違います。あと、入学は半年後になりますので、どうしてもブランクが空いてしまいます。
具体的にアメリカの大学卒業をとれる留学にコスパよくいく方法!
→ 生活費を入れると自宅から日本の大学に行くよりもアメリカの大学の方が高くなります。ただ、授業料に関しては選択肢によっては日本の大学よりもアメリカの大学の方が安く抑えることができる可能性があります。
州立大学にいく
→ 気を付けないといけないのは、アメリカの私立大学は日本の私立大学よりもはるかに価格が高いです。名門というハーバード大学となると1年間の学費が400万円を超えてきます。滞在費をいれると年間500万円は軽く超えてきます。一方で、州立大学に行くと学費が私立大学よりも抑えられます。ところが、UCLAやUCバークレなどの留学生の学費は著しく高いので注意が必要です。
日本の大学からアメリカの大学に編入して卒業する
→ これは個人的におススメですが、日本の大学3年生の8月にアメリカの大学に編入して、1年間か2年間で卒業するパターンです。そうすることで、短期間でお金も安くアメリカの大学の経験と学位が手に入ります。たまに、留学している間は日本の大学の学費が免除になり単位の読み替えになる場合もありますのでその制度を利用しましょう。あと、大学にもよりますが日本の大学(特に私立大学)ってアメリカの大学よりも単位がとりやすく、いい成績がつくので、比較的アメリカでも人気のある大学に編入できたりします。
高校からアメリカの短大に入学しその後4年制大学に編入する
→ 日本の4年制大学とだいたい同じくらいの学費(滞在費は除く)にしようと思うと、アメリカのコミュニティカレッジ(短大)に入学し、3回生でアメリカの4年制大学に編入することをお勧めします。というのは、選ぶ学校にもよりますが、アメリカのコミュニティカレッジってアメリカの4年制大学よりも全体的に学費が安いのです。あと、これは日本人にとっては馴染みがないのかもしれませんが、コミュニティカレッジから4年制大学に編入するのはアメリカでは意外にも普通だったりします。逆に、アメリカのコミュニティカレッジから日本の4年制大学3年生に編入したいと考えている人もいると思いますが、日本の大学とアメリカの大学は講義期間が全然違いますし、日本の大学の編入に関する考え方は基本的に欠員補充の意識が非常に強いです(もちろん、大学にもよります)。なので、コミュニティカレッジから日本の4年制大学に編入を考えている場合は慎重にいきましょう。あと、日本の大学に編入する場合には日本の大学院に入るのと同様に半年後になりますので時間のブランクができてしまいます。
大学から学位留学に派遣してもらう
→ 日本の大学からアメリカの大学に学位留学に派遣してもらうという手口もありますが、そもそも日本の大学から海外の学位留学に行ける大学が限られていますし、たとえあったとしてもTOEFLのスコアがIBTで80ならまだしも100くらいのスコアが必要になってくることもあります。あと、面接も英語と日本語であったり、志望動機書も必要だったりするので運的な要素もあるので難しいことが多いです。
現地で奨学金(返済不要)をとる
→ これはよく聞く話かもしれませんが、日本の財団から奨学金を得る、現地で奨学金を得て4年制大学に行くとお買い得ですよという話です。これは結構アメリカの私立大学に多いパターンで現地の人ではない留学生を対象にしていることもありますので、チャンスはあります。ただ、奨学金(返済不要)をもらうということは相手にもメリットがないといけないわけですし、競争率も低いわけではなくアメリカの大学の奨学金はものによっては評定平均値が3.6以上とか高かったりします。100%もらえる保証はありません。あと、日本学生支援機構の海外留学の奨学金もありますが、金額はそんなに大きくないので注意が必要です。
まとめ
→アメリカの大学に行くということはどうしても生活費の面を考慮すると、日本の大学に行くよりもアメリカの大学に行く方がお金はかかってしまいます。そんな中でも、アメリカの大学卒業をとれる留学をお買い得にできる方法について奨学金や編入についてもまとめてみました。また、アメリカの大学に行くメリットとデメリットについても現実的な部分も含めてまとめました。参考になる部分は参考にしてください。
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