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高校の定期テストで赤点(欠点)をとると本当に留年や退学するの?

みなさん こんにちは
かずきです。
いよいよ3学期も始まりましたね。高校3年生はこの時期になると高校3年生は共通テストが終わり、一般入試の時期に入ったりするのですが、高校2年生や1年生だと学年末考査に向けて授業が進んでいくことになります。ただ、その時に1学期や2学期に欠点をとった科目を学年末に頑張らなくちゃとか去年は赤点ばかりだったから今年は回避しなくちゃなんて思っている人も多いと思います。そんな中、学校の定期テストで1学期、2学期、3学期に赤点をとってしまうと留年になってしまうのではと思ったりしたこともありませんか。今回は学校の定期テストで赤点をとりまくると本当に留年するかについて解説してみたいと思います。もちろん、学校によって赤点(欠点)の取り扱いは違うので一概には言えませんが、とある学校の例を基に説明してみます。

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赤点(欠点)とは?

→辞書で調べてみると赤点は(成績簿に落第点を赤字で記入するところから) 学校の成績で落第点。欠点。まとめると、進級する基準に達していない点数なのです。厳密に言えば、赤点は1回の定期テストで進級に達していない場合で、欠点は定期テストの赤点が1年間で蓄積され進級の基準に達していないものという意味が違う場合もあります。ただ、最近は赤点も欠点も一緒の意味で扱われることが多くなっているみたいなので(地域や学校によって違う場合もある)、このブログは赤点(欠点)で文章を統一します。基準は学校によって違うのですが、だいたい35点から40点くらいのくらいの高校が多いですが、時と場合によります。

赤点(欠点)をとると生徒たちに何が起きるのか?

→赤点(欠点)をとるということは進級する基準に達していないということでしっかりと勉強できていない認識がいいのではないかと思います。但し、気を付けないといけないのはテストの難易度が高すぎて平均点が低すぎたり、下手をすれば平均点が赤点(欠点)なんてこともあります。ただ、赤点(欠点)をとると何が起きるのかは知られていないことが多いので書いてみようと思います。

赤点(欠点)者課題

→これは、みなさんが学校で一番見かけるパターンではないのかなと思います。簡単に言うと、赤点(欠点)をとれば、教科書や単語帳を丸写ししたり、もう一度ノートを作ったり教科や担当の先生によっても違いますがなんらかしらの課題が与えられるものです。実は、この赤点(欠点)者課題さえ期限内にすれば、1年間で学年末の赤点(欠点)が回避され、1(学校によってはF)がつくことはまずなかったりします。ただ、期限内にしなければ赤点(欠点)が回避されないことがありますので注意は必要です。

追試験

→これも聞いたことはある人は多いのではないでしょうか。追試験は進級する基準に達していないので、もう一度試験をするものです。多いパターンとして、定期考査と同じ問題をもう一度行って一定の点数がとれていれば合格になるというものです。最近の追試の場合は合格するまで試験を受けることができるので不合格になることはないのですが、まれに追試験も一発勝負のパターンがあります。ちなみに、一発勝負の場合は本当に一発で決まってしまうのでしっかりと勉強しておきましょう。

補習

→これも聞いたことがある人はいるんじゃないでしょうか。赤点(欠点)者の人数が少ない場合に行われることがあるのですが、何回かの補習に参加することで赤点(欠点)者課題として読み替えるものです。赤点(欠点)者補習に参加しないと赤点(欠点)者課題として読み替えられないこともありますので注意が必要です。

→これは実は楽だなと思っている人が多いのですが、結構恐ろしいものだったりします。というのは、補習や課題とかが一切ない状態なので赤点(欠点)を補填する方法が一切ないのです。自力で赤点(欠点)を回避してねということです。結果として、1年間で学年末の赤点(欠点)が回避されずに、1(学校によってはF)がつく可能性が大いにあります。

赤点(欠点)をとると学校で何が起きるのか?

→赤点(欠点)ってとりたくてとるわけではないですが、赤点(欠点)をとってしまったことに不安に感じている人も多いのではないのかなと思います。今回は赤点(欠点)をとると学校ではどんなことが起きるのかについてまとめようと思います。

成績会議で赤点で名前がでる

→赤点だと成績会議資料で名前が出てしまいます。その時にクラスの平均点も出ます。なので、学校の先生たちに欠点をとったことが知らされます。成績会議資料だけなので基本的にはスルーですが、赤点の数が多ければ担任の先生から説明があったり、場合によっては、教科担当者が赤点の根拠を説明します。成績会議後に担任の先生がお子様の赤点(欠点)のことで電話をすることがあったり、学校に来てもらうこともあります。

年度末の進級判定会議に欠点で名前がでて留年の危機が迫る

→但し、年間通して赤点をとりつづけると、年度末の進級判定会議に欠点者として名前が出ます。そして、その後に、担任の先生が欠点者の欠点の数と根拠を説明します。そして、欠点者を進級させるか否かの会議が管理職を含めた先生たちで行われます。その後に、進級が認められたら欠点者補習の計画を担任の先生を中心に作成し、その補習計画の承認を管理職の先生に得て、その上で補習を進めていきます。進級が認められなければ進級が認められない旨を生徒に伝えたうえで同じ学年をもう一度するのか転校するのかの選択をしてもらうことになります。ただ、選択として多いのは転校です。一般的には進級が認められることが多いです。

指定校推薦入試、AO入試などの推薦入試に推薦されない可能性がある

→学校の定期テストで赤点(欠点)やはり成績も低くなってしまう可能性があるので、指定校推薦入試、AO入試などの推薦入試の最低基準(学校にもよるがだいたい評定平均が3.5以上)を満たさない可能性があります。ただ、他の教科との兼ね合いもありますので、なんとも言えない部分でもあります。

赤点(欠点)で実際に留年することはあるのか?

→一般的には赤点(欠点)でも留年することは少ないのですが、特別指導や出席日数不足があれば留年することは実際にあります。ただ、留年の場合には学校を退学して別の学校に転校することが多いです。但し、ごく稀に私立中学や私立高校であるのですが、気をつけないといけないのは入学時に特定の点数を下回ると留年ではなく退学になるという誓約書を学校と交わしている場合があります。その場合は誓約書通り留年ではなく退学になってしまうことがあります。

まとめ

→赤点(欠点)をとりたくて取っている人はいないと思っています。ただ、平均点が赤点(欠点)だったりするので何とも言えないのが現実だと思います。赤点(欠点)をとると欠点者課題や補習などがあったり、成績会議に名前が出たりします。あと、進級判定会議の対象になることもあり、留年の可能性あったりしますし、先生の手間をとらせたりします。ただ、赤点(欠点)をとると困るのが評定平均値が下がってしまい、指定校推薦入試やAO入試などの推薦対象にならないので自分の進路の幅が狭くなってしまうことがあるのです。なので、なるべく赤点(欠点)をとらないように最低限テスト勉強は頑張ってもらいたいです。

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