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新学年のクラス分けのやり方と教科担当者の決め方を詳細に説明した!高校を事例に

みなさん こんにちは
この時期になるといよいよ新学期になりますね。クラス分けのある学校では自分がどこのクラスになるかってドキドキですよね。今回は私も学校の先生になる前には謎だったのですが、世間では明らかにはなっておらずブラックボックスである新学年のクラス分けってどのように行われているのかについて書いてみようと思います。あくまでも、とある高校を事例にさせていただいていますので、公立と私立で違う部分もあるので、全部の学校でそうとは言い切れませんが役立つ部分もあればと思い書いてみました。

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そもそも、クラス分けっていつ行われるの?

→クラス分けは地域や学校によってもバラバラなのですが、成績も一通り出て、学校の先生が指導要録を書き終わるであろう3月末に行われることが多いです。ちなみに、担任の先生の人事や長(生徒指導部、進路指導部、教務部など)に関しては3月上旬に決まっていることが多いです。担任の先生に関しては管理職の先生が適性をみて行うことが多いのですが、学校にもよりますが人手不足なので適正よりも人員補充になってしまっていることが多いです。副担任の先生は担任の先生に入らなかった先生を中心に構成されます。

高校1年生のクラス分け

→高校1年生のクラス分けは様々な中学校から多様な性格の生徒が来るので実は学校の先生からするとクラス編成が大事ではあるが難しかったりします。というのは、クラス編成の仕方によってはクラスで揉め事が起きてしまうことがあります。最悪の場合には学級崩壊につながる危険性もあるのです。
 基本的には高校1年生の段階では高校入試の結果に基づいてクラス分けを行います。その際には各クラスのレベルが均等になるようにクラス分けを行います。ただ、調査書の内容も確認を行い、調査書の内容で配慮してほしい事項があれば、できる限り配慮をしながらクラス編成もします。場合によっては、高校の先生が中学校に訪問し、配慮すべきことの内容確認をすることもあります。

高校2年生のクラス分け

→高校にもよるとは思いますが、進学校[自称も含め]では文系と理系でクラスを分けるのが基本的になってきます。その中で、高校1年生の過ごし方から、友人関係がどうなのかや先生との関係性がどうなのか、本人の性格がどうなのかが学校の先生も把握できますので、そういった先生たちが把握した情報を学年で共有しながらクラス編成を行っていきます。

高校3年生のクラス分け

→学校にもよるのですが、同じクラスの方が知っている生徒が多く、勉強に集中できるということもあり高校3年生は大幅なクラス変更よりも若干の変更を行うことが多いです。なので、イメージとしてはクラスが同じで担任の先生が持ち上がりになることも多いです。

教科担当者ってどうやって決まるの?

→教科担当者に関しては事前に全先生にどの教科の何の授業を受け持ちたいのかについてのアンケート調査が1月に行われます。そのアンケート調査を基に仮で担当者を決めておきます。後に誰が転勤や退職なのか、残留なのか、どの学年に所属になるのかが分かるので、これらの情報を基に再度教科担当者を変えていきます。新しく配属になる先生(新卒や転勤も含め)は1年目は残りの科目になることが多いので、何の授業を受け持ちたいかについては空きの部分になります。

新学年のクラス分けの疑問について答えてみた

→基本的な新学年のクラス分けのやり方と教科担当者の決め方については説明しました。ただ、学校によってクラス分けは様々な予想しないことが起きるのも事実です。この部分ではQ&A形式で新学年のクラス分けの疑問について語ってみようと思います。

自分の所属している部活の顧問の先生が担任になることは多い?

→これは学校によりけりです。ただ、部活の顧問の先生が担任だと生徒たちの授業態度がよくなることがあったり、部活でお互いのことを知っているということもあり相談もしやすかったりするので、自分の所属している部活の顧問の先生が担任になることは多いです。

学力の低い生徒は学年の先生から敬遠されるのは本当?

→進学校[自称も含め]の場合は学年の先生から敬遠されることはないわけではないです。ただ、学力の低い生徒は勉強の指導や進路指導が大変ではあるのでどうしても手がかかってしまいます。私立高校の進学校[自称も含め]だと進学実績学力が低いと大学受験の一般入試で合格できない可能性もあり合格実績も出ない可能性があるので手間という部分を感じている先生もいます。ただ、先生の捉え方次第にはなります。

悪い生徒たちが1クラスに集められることは計画的なの?

→進学校[自称も含め]では少ないですが、学校ではたまにある光景です。というのは、カテゴリー(学力がしんどい生徒や家庭的にしんどい)で1クラスに集めることはあります。その際には、担任の先生もしっかりと生徒に向き合えたり時にはクラスの問題を解決できるしっかりとした中堅もしくはベテランの先生を配属します。

嫌いな先生って事前に言っておけば、回避できるの?

→人間って生きていく中で相性というものが出てきますし、先生との相性も一定あるとは思います。嫌いな先生って事前に言っておけば回避できるのかですが、内容にもよるのですが、回避できるかは半々です。嫌いな先生をしっかりとした理由で言っておけば、回避はできる可能性は十分にありますし、少なくても○○と○○先生は一緒にできる限りしないほうがいいよねということにはなります。ただ、嫌いな先生って実はなんだかんだいっていい先生であることも後に気づくこともありますので、何とも言えない部分ではあります。

まとめ

→今回はみなさんにあまり知られていない新学年のクラス分けのやり方を解説しました。基本的には高校1年生は高校入試の結果や内申書を基に、高校2年生は文系理系の文理分けをもとに行っています。高校3年生はあまりクラス変更がなかったりします。教科担当者に関しては事前調査を基に決めることが多いです。ただ、学校って様々な生徒がいるのでイレギュラーも当然起きることもあるのでなんともいえないのですが、クラス分けはこのように行われていることが多いです。

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