現役生学校の先生高校

担任の先生の仕事が多すぎて生徒の進路対応がいまいち→学校あるあるです。

みなさん こんにちは。
最近、様々な生徒から担任の先生って何をしているのですかという質問をよく受けます。生徒の中には、担任の先生って暇みたいなイメージもあるみたいです。今回は私が勤めている学校を例に担任の先生の仕事について書いてみます。

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担任の先生のお仕事

定期テスト業務を含めた教科の指導及びHR

→これは他の先生も同じですが、担任の先生は授業の準備をして授業に行きます。定期テストも作成します。ただ、他の先生と違うのはHRという時間が担任の先生にはあります(副担任も含まれる場合もあります)。HRでは配布物の連絡・説明はもちろん、将来の進路に役立ちそうな話題を探し、HRの時間にお話しをしたりワークをしたりします。あと、学校にもよりますが高校3年生だと小論文や面接の練習をしたりする学校もあります。言葉では伝わりにくいかもしれませんが、意外にもHRの準備が大変だったりします。

出席簿の管理

→これも実は担任の仕事で教科担当がつけている出席簿の出席や欠席に間違っていないのかや欠席ではなく出停になっているかどうかの地道な点検作業もあります。各学期末には欠席回数を担任の先生が再度確認します。40人くらいになると意外に時間がかかります。

定期的な生徒との個人面談や三者懇談

→これは分かりやすいかもしれませんが、担任の先生は生徒と個人面談を定期的にしたり、保護者とも夏休み頃には3者懇談をします。その時に向けての資料作成も担任の先生のお仕事です。それと、生徒の相談にも担任の先生は乗ります。

生徒のお悩み相談相手

→私が高校生だった10年前も同じような気がするのですが、最近の生徒は特に人の前で質問したり自らをさらけ出すようなことをしない傾向が強くなっています。一方で、最近の生徒って自分の悩みや話を聞いて共感して欲しい、認めて欲しい、かまってほしいという感情が強くなっている傾向にあります。一部の生徒は担任の先生を相談相手と活用することもあります。生徒にもよりますが、こういった生徒は相談する時間が長く一人で2時間くらい担任の先生と相談することもあるので、担任の先生が気づいたら1時間、2時間過ぎていたなんてことも普通にあります。しかも、長時間にわたり相談してくる生徒が複数人いれば、先生の仕事の重荷になる可能性があります。

指導要録や調査書の発行、場合によっては推薦書の記載

→高校のどの学年の担任の先生は学校の金庫に保管される(デジタルの場合もあります)指導要録の作成をします。この中身には生徒の成績や修得単位数、担任の生徒所見、獲得した資格などを書きます。もちろん、担任の生徒所見に関してはどの生徒にも全く同じ文章は使えませんので、文章を一人一人(パターン化することもある)作成します。いずれにしても、時間がかかります。あと、高校3年生になると指導要録とは別に大学・短大・専門学校・就職先に提出する成績や生徒の人物が書かれている調査書を作成したりもします。あと、最近では指定校入試だけでなくAO入試の推薦書類の作成も担任の先生が行う必要もあります。

部活の指導

→学校の先生の数って少子化の影響もあり徐々に減っています。昔から担任の先生は副顧問として部活の指導をしていることが多かったのですが、最近だと主顧問になるということが増えています。

担任の先生に何が起きているのか?

簡単に言うと、仕事の時間が読めない上に、突発的な仕事もあり、仕事が多すぎるので一人一人の生徒の対応やサポートを手厚くすることが難しくなっています。その結果、担任の先生の対応が雑になったり、機械的な対応になってしまうこともあります。進路のサポートは優先順位を付けた結果、下位になることもあるので対応が雑になっていきます。あと、担任の先生は忘れることもありますので、調査書や推薦書などの書類のスケジュールのことは必ず、自分で確認し自分でやっていきましょう。

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