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私立の中高一貫校のメリット、デメリットについて[自称も含め]進学校レベルを例に教員目線で本音で書いてみた

みなさん こんにちは
かずきです。
みなさん、突然ですが、「私立中高一貫てどんなイメージですか?」 →わたしは私立中高一貫校のイメージって中高6年間同じクラスで中学生の時からガンガン勉強して、高校2年生には高校3年生の範囲を終わらして、志望校は東京大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学、国立大学・私立大学医学部などで、難関大学にみんなが合格していくキラキラなイメージだったのです。もちろん、こういった私立の中高一貫校があるのもあります。ところが、私立の中高一貫校全部が全部がそうではないですし、実は生徒によったりするのです。今回は[自称も含め]進学校を例に私立の中高一貫校のメリット、デメリットについて徹底解説してみようと思います。

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私立の中高一貫校のメリット

→私立の中高一貫校ってガッツリと勉強ばかりのイメージがあるみたいなのですが、実は、学校によってはのびのびしていることもあります。ここでは私立の中高一貫校のメリットについて説明します。

高校受験がないのでのびのびできる

→私立の中高一貫校って中学受験はあるのですが、高校受験がないので高校受験に時間を割く手間が省け、部活や勉強に時間を割くことができます。また、中高一貫校って基本的に中学校と高校6年間で教育が行われるので、高校をどこにするなどの進路選択を考える必要がなかったりします。

授業の先取りができる

→私立の中高一貫校ならではなのですが、公立学校と違い私立学校の場合は教科書を全部終わらせないといけない学校の縛りがないので、先生たちが判断した上で必要な部分だけを効率的に指導することが可能になります。その結果、中学3年生の時に高校1年生の授業内容をすすめることができ、学校によっては高校2年生で高校3年生の内容を終わらし、大学受験に特化することができるのです。

できる先生に少人数で習える

→これは中高一貫と高校3年生の私立高校にあるあるなのですが、学校の先生の人員配置をする際に授業力の高い先生や進学実績のある先生を中高一貫に配置することが多いです。というのは、中高一貫は授業料をたくさん支払っている傾向にありますので、少しでもサービスをよくという意味もあるみたいです。あと、中高一貫と高校3年生の私立高校がある場合には、中高一貫のほうの学級数を35人以下にする傾向にあります。

補習などの勉強面のサポートや進路のサポートがしっかりとされている可能性がある

→中高一貫校あるあるなのですが、必要に応じて補習も学校で行ってもらえることがあります。その時には受講料が格安になっていたり、場合によっては無料になっていることがあります。あと、中高一貫校ということもあり少人数制なので親身に相談にも乗ってくれることが多いです。

私立の中高一貫校のデメリット

→私立の中高一貫校ってすごくいい所じゃないと思った人も多いとは思うのですが、実はマイナス面もあったりします。今回は中高一貫校のデメリットについても語ってみます。

授業料を含めた学費が高額になる(特に、中学校)

→これも地域によるので一概にはいえないのですが、私立の中学校はが公立に比べると授業料を含めた学費が高額になる傾向があります。ただ、私立の高校は地域によっては授業料無償化の制度があったりするので比較的安くいくことができたりします。但し、制服代、修学旅行積立金、場合によっては施設費などは授業料無償に含まれていませんので注意が必要です。

中だるみがあり、極度の学力差がクラス内に生まれることもある

→中高一貫校の私立って高校受験がないのがメリットでもあったのですが、一方で、競争がないので中だるみが生じてしまうことがあります。勉強から遠ざかってしまうこともあります。勉強以外のスマホ、部活や友人関係に目がいくこともあります。もちろん、これらの要因だけとは言えないのですが極度の学力格差がクラス内に起きてしまうこともあるのです。クラスの中で授業についていくのが大変な生徒が生まれてしまい、学力格差があると先生もどのレベルに合わせればいいのかが困難になります(1種の学級崩壊かもしれない)。ただ、私立中高一貫に高校3年制が設けられている場合成績次第(成績がよいほうでも悪いほう)で変更になることはあります。

私立中高一貫校で落ちこぼれて早めに対処しないとめちゃくちゃ危険

→私立中高一貫校は学校にもよるので一概には言えませんが、授業のスピードが半端なく早いなんてことはざらにあります。数学、英語の授業は特に予習・復習が前提になってきてしまうことがあります。数学、英語は積み重ねなので、一度落ちこぼれてしまい放置をすると落ちこぼれた分をまずは拾い上げる必要があるので、学校の授業についていくのが困難だったりします。ちなみに、私立の中高一貫校で落ちこぼれ続けると末路として関西でいえば産近甲龍レベルどころか大学(ボーダーフリー大学は除く)に合格するのが怪しいレベルになってしまった生徒も残念ながら過去にみてきたいます。あとは、途中で私立中高一貫校を転退学になってしまうケースもあります

6年間担任の先生が持ち上がりで固定だと人間関係でこじれた時にしんどい

→どちらかといえば、伝統的な私立中高一貫校の場合は担任の先生が6年間持ち上がりでクラスの生徒が(ほぼ)変わらないなんてことがあります。もちろん、このことはいい面もあるのですが、そんな学校で人間関係に一度つまずいてしまうと関係性をうまく戻せないことがあったり、先生との相性が悪かったりしてしまうと精神的にしんどいこともあります。あとは、最近だとSNSがあるので何気ない軽はずみのSNSでの発言が想定もしていなかった方向になってしまうことも全然ありますので注意が必要です。

まとめ

→私立の中高一貫校ってキラキラなイメージが強いみたいなのですが、実はそうではなくて意外にも地道だったりするのです。高校受験がないということは時間があるので様々なことができる一方で中だるみも引き起こす可能性もあります。また、私立の中高一貫校って授業のスピードが速いこともあり特に数学や英語に関しては予習が必要だったりします。時には落ちこぼれる危険性がありますので、普段から勉強する習慣は必要ですし、落ちこぼれたらできる限り早く対応する必要があります。人間関係も狭いので時には大変になることもあります。

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