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学年末の5段階評価の成績ってどのように実際のところつけられているのかと絶対にやってはいけないことについて本音で説明した!

みなさん こんにちは
いよいよ、3月に入りましたね。この時期になると高校1年生や2年生は期末考査に入り、その後に学年末の成績が5段階(兵庫県は10段階)でつけるのですがどのように成績をつけるのかってあまり世間に知られていないのです。今回はこういった世間では明らかにならない部分を説明したいと思っています。

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どのように学年末の成績がつけられるの?

→これは学校や地域、公立・私立、教科によって違うので、一概には言えないのですが今回は私の事例で説明してみます。

学校の規則通りには原則つく

→成績は基本的に学校の規則通りにつけます。3つの観点別評価「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」を意識します。そして、テストで測れる部分と考えられる「知識・技能」「思考・判断・表現」はテストで主に測り、「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の部分は宿題・課題、プレゼンテーション、ノート提出などで主に測ります。成績をつける際には必ず保護者や生徒から聞かれても答えれるように意識はしていますし、私の場合は客観的な数字に落とし込め、公平性が高いものを成績評価に入れるようにしています。

各教科担当に裁量が任されている場合は教科の担当者で成績をつける

→但し、同じ教科内でも学校設定科目(高校が特色を出している独自の科目)に関しては各教科担当に任されている場合には学校の規則通りに原則つけます。学校の規則通りだと難しい科目(発表が多かったり、フィールドワークが多く実技がメインでテストが実施するのが困難)に関しては教科の担当者で独自で成績をつけることもあります。その際は、説明責任を果たせるように客観性をできる限り重視できるのと同じ科目の担当者が複数人いる際にはなるべく整合性を合わせるようにします。

課題や追試をした場合は学年末で課題や追試の点数が入る

→地域、学校や先生によって違うので一概には言えませんが、各学期にテストをしていて欠点の際の欠点者課題や追試の点数が学年末に一括して集約されることはあります。あと、年間を通じた総合得点が欠点だと更に追試や課題を出すこともあります。これの真意はこのままの年間を通じた得点を成績にすると欠点で進級が危くて原級留置(留年)の危険性があるという危機的な意味が含まれています。どちらにせよ、欠点の際の欠点者課題や追試を甘く見てはいけませんし、必ずこなせるようにしましょう。

よくある質問

→成績は基本的に学校の規則通りにつけると言っても、実際のところ成績の付け方には差があるのではと思われた人も多いとは思います。今回はみなさんが知りたい質問をQ and A 形式で答えてみようと思います。

陽キャのほうがいい成績を得れるって本当?

→基本的には定期テストを行うので、陽キャのほうが成績がいいとか陰キャだからいい成績がつかないということはなく平等です。但し、発言を平常点に点数化されている科目やプレゼンテーションを重視している科目だと目立っているだけでよく聞こえて態度点が若干良かったりすることがあります。あと、陽キャの生徒って先生によいしょするので、先生の印象に残りやすいということで平常点が上がる可能性はあります。

A先生とB先生が同じ科目を担当しているのにA先生のほうがいい成績がつく理由は?

→高校にもよって違いますし、こういうことになる理由は様々な理由なので分からない部分もあるのですが、可能性としては平常点の部分が同じ科目を担当しても詳細に取り決めしていなかったりするとこういうことが起きてしまうことがあります。あと、私がみてきた最悪のパターンとしてはA先生とB先生が仲が悪く、成績のつけ方の取り決めを全くといっていいほど行っていない場合があります。その時には、A先生とB先生で同じ科目を担当しているのに採点や平常点の采配が甘いA先生の方が有利になることもあります。

特別指導を食らうと、自動的に学年末の成績で1がつく?

→学校にもよるかもしれませんが、私がこれまでみた限りだと特別指導を食らっても年間の成績1がつくとは限りません。但し、特別指導を定期テスト中にや定期テスト直前に食らうと、定期テストの点数が0点でカウントされてしまうので、結果的に、学年末の成績が下がってしまうことはありえます。なので、特別指導は食らわないようにしましょう。

テスト作成者の先生のクラスはテストの点数がとれるので成績で有利?

→テスト作成者の先生のクラスはテストの点数が有利ですが、学校の先生にもよりますが、そういうことは正直いえばありません(テスト作成者の先生がテストの答えを教えているなら話は別)。どこのクラスでも高得点は取る生徒は高得点をとりますし、低得点の生徒は低得点です。テスト作成者の先生のテストって実は他の先生でも難易度が生徒に合っているか、教科書とのテスト範囲が一致しているかをチェックします。なので、クラス間の平均点に大きな幅が空くわけでもありません。ただ、テスト作成者の先生のクラスはテスト作成者の問題傾向(記述、マーク、論述なのか)や癖が分かるというメリットはあります。あと、最近では、テストを誰が作るのかを事前に生徒に伝えないパターンもあります。

まとめ

→学年末の5段階評価の成績って基本的には学校の規則通りにつけることになるので、学校の先生が自由につけられるものではありません。定期テストの点数を学年末の5段階評価の成績にも組み込むことになるので、主観的に観点別評価をつけることは難しいです。但し、学校が独自で設定している科目であったり、学校の規則通りだと難しい科目(発表が多かったり、フィールドワークが多く実技がメインでテストが実施するのが困難)に関しては教科の担当者で独自で成績をつけることもあります。但し、こういう場合には担当者同士で協議をしたうえで点数はつけますし、説明を生徒や保護者も含め求められた時に対応できる基準で成績をつけます。ただ、担当者によって成績のつけ方が微妙に違うことがあり、同じ科目で同じ授業やテストでも成績に誤差がでることが若干あったりします。その時は平均点をチェックしたりもしますので誤差はあったとしてもほとんどありません。逆に普段からしっかりと勉強することを私はおススメします。

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