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AO入試や指定校推薦入試などの推薦入試に絶対に役に立つ志望理由書の書き方について実例とともに解説した!

みなさん こんにちは
高校3年生の1学期中間テストが終わるこの時期になると志望理由書を書く時期に差し掛かってきますし、AO入試で難関大学を目指すならこの時期くらいから準備をし始めたりします。なので、今回は分からない人向けに志望理由書をどのように書いていけばいいのかについて初めての人でも分かりやすく何から準備をしていけばいいのかについて書いていきます。

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出願時にはどんな書類を用意すればいいのかについて

→ これは以前にこちらのブログ記事で書きましたので見てもらえればありがたいのですが、fukutannin.com/blog/2022/08/11/sougougatasenbatu_nani/
実はこれらの書類の中にも時間をかけることができる書類と時間のかけられない書類があるのです。

時間をかけることができる書類

→ 下記に書いた書類は時間をかけることができる書類になります。早めに取り組むことで手厚いサポートを受けることもできます。これらの書類の期限が8月や9月になることもAO入試によってはあると思うので、遅くても6月くらいから始めておくことが大切です。

  • 志望理由書
  • 自己推薦書
  • 学修計画書
  • 活動報告書
  • 課題レポート

時間をかけることができない書類

→逆に、先生が書く推薦書や調査書は時間をかけることが非常に難しいです。先生も大量に生徒を受け持っているので推薦書や調査書に一人一人に時間をかけることができない可能性があります。

志望理由書について

→志望理由書とはなぜ、この大学のこの学部を志望するのか、将来何をしたいのかを明確に伝えるために書く書類です。そして、面接では志望理由書を基に大学の先生が気になる部分を質問をします。すなわち、志望理由書は面接とばっちりつながっているので、志望理由書は面接の台本と言っても過言ではないのです。志望理由書の出来が悪いと面接で不合格になることは全然あります。当然ですが、やる気と真面目さはめちゃくちゃ大事です。

志望理由書の書き方

→志望理由書の書き方はいくつかあるのですが、今回はこれまで指導していてよかった方法を書いてみようと思います。志望理由は全体で600~800字で①~④を1段落ずつまずは書いてみましょう。

  1. 将来したい、なりたい、学びたいをずばり伝える
  2. 志望理由を思ったきっかけ
  3. 社会的意義←①の部分がどのように社会に役に立つのかを書く。具体的ビジョンは具体的に今後何をするのかを書く。
  4. まとめ+大学の魅力

そして、この600~800字を標準としてまずは書いてみましょう。それから各大学のアドミッションポリシーに沿わせていきます。志望理由書の大きな軸を保ちつつ字数も調整します。例えば、300~400字の短い志望理由書の時には大幅にそぎ落とします。具体的には、具体例とエピソードを削除したり、文章全体を簡略化します。逆に1,500 ~ 2,000字程度の長い志望理由書を作る時には具体例とエピソードを加えることが大切だったりします。

志望理由書の実例

→ 志望理由書の実例をとある生徒のものを改変して載せました。もちろん、受験する大学や学部によって全然違うので一概には言えませんが、少しでも参考になればと思って掲載しました。志望理由書全体に言えることなのですが、調べた内容から何を学んだを絶対に書くということは意識をしておきましょう。

とある生徒の例(改変を加えています)

→私は貴学の商学部に進学すれば、「競争」の経済に与える影響を学びたい。
このように私が大学で学びたいテーマを決めたのは、『○○』を読んだことがきっかけだ。本書には、競争をすることで自分の本当の長所を知ることができ、それを創意工夫して伸ばすことができると書かれていた。私は高校時代に学校側の方針変更で競争の場がなくなってしまった経験がある。前年まで順位を争ったプレゼンテーションの大会が私の出場した年から順位付けをやめてしまったので。それにより、私は出場のモチベーションを著しく低下させ、大会には出なかった。順位付けがあれば私は優勝に向かって一生努力をし、立論やプレゼンテーション能力を向上させることができただろう。『○○』を読むと「競争は努力をすることを促す」と書かれていた。この一文を見た時に、過去に自分が経験したことの答えを得た気分になった。そして、そういった考えを学ぶことが行動経済学だと知った。そして、貴学では行動経済学を理論的且つ実践的に行っているのは商学部のマーケティング系だと知り、商学部に進学したいと決意した。商学部に進学して競争をする効果について是非学びたいと思った。
私は様々な競争の場があることで、人がモチベーションを高めることができると考えている。貴学商学部に進学したら、基本的な経済学、心理学、統計学の基礎をしっかりと習得したい。その上で、行動経済学の視点に立ち、競争は人間にどのような影響を与えるのかを探求していきたい。
貴学の商学部には行動経済学を経済学的、心理学的な側面から専門的に研究されている○○先生がいる。○○先生のゼミに所属し、「競争」が人間に与える影響を学びたい。さらに、将来の日本経済を活性化させるためには、どういった市場で、どのような競争の場を用意することが日本の競争力を高めるのかについても提案したい。以上が貴学の商学部に進学したい理由である。

よりよい志望理由書を書くのに大切な事は?

→何となく皆様も感じている人もいるとは思うのですが、よりよい志望理由書とはテーマが明確で自分なりの考えを書けていることが大切です。そのためには基本的な日本語能力(漢字も含めて)ももちろん必要です。あと、ダラダラと文を書かずにポイントがしっかりと抑えられている必要もあります。あと、志望理由、きっかけ、社会的意義、具体的なビジョン、大学の特色が一貫している志望理由書はよりよい志望理由になっていることが多いです。

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