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文系から理系に理転、理系から文系に文転した場合に実際に生徒に何が起きるかについて説明した!

みなさん こんにちは
いよいよ学校もGWに入りそうですね。高校3年生になるとそろそろ進路のことも本気で考えるようになるのですが、その時に、自分が文系にいるのだが行きたい学部は理学部だったり、逆に、自分は理系にいるのだが行きたい学部は文学部の心理学科なんてことが起きたりするんです。そんな時に、高校によっては文系から理系に理転したり、逆に理系から文系に文転したりすることもできるという制度があったりします。ところが、この制度を使って理転や文転した人たちがその後の進路でどのような進路になっているのかが書かれていないので今回は簡単に説明しようと思います。

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文系から理系に理転、理系から文系に文転した場合に何が起こるの?

あくまでも、私がこれまでみてきた生徒の様子なので、人によって違うということもあります。ただ、だいたいはこのような感じになります。

文系から理転した場合

→文系から理系に理転した場合に大変なのは理科と数学なんです。なぜか、理転する時期にもよるのですが、高校3年生から理転すると理科や数学の知識が1年分抜けていることがあるのです。その結果、その1年分を自分で補填しないといけないということになります。しかも、理科と数学って公式を丸暗記で覚えたらおわりではなく、使いこなせる必要があるので、理解も求められます。時には、公式を組み合わせて使ったり、変形して使ったりすることがあります。そのためにはたくさんの問題量をこなす必要があるので、相当な勉強が求められてしまいます。あと、高校にもよりますが、クラスの雰囲気が理系は大人なしい傾向にありますので、陽キャの人は驚くかもしれません。

理系から文転した場合

→理系から文系に文転した場合も文転する時期にもよるのですが、高校3年生から文転すると国語や社会の知識が1年分抜けていることがあるのです。その結果、その1年分を自分で補填しないといけないということになります。但し、文転の場合には国語と社会の知識って用語の暗記で済むことがあり、理科や数学と違って用語の組み合わせを使うことも少ないです。しかも、大学にもよるのですが、文転した場合には大学入試は社会ではなく数学を選択する手があり、実は、理転よりも補填する勉強が少なくて済むこともあります。あと、国語に関しても高1の内容をしっかりと高校1年生の時に勉強してれば、実は補填する勉強が少ないこともあります。それと、高校にもよりますが、文系は陽キャの傾向がありますので、理系の時と雰囲気ががらっと変わります。

理転に向く人、文転に向く人ととは?

私個人的には文転や理転は受験に向けての教科が変わるだけでなく、クラスも変わることになることから人間関係やクラスの雰囲気が大きく変わることもあります。リスクもあることなので、理転や文転をしなくていいのであればしないほうをお勧めします。ただ、理転に向く人、文転を希望する人にどういう人が実際に向くのかについて書いてみようと思います。

理転に向く人

→まず、1度深呼吸をしましょう。それから、理転を考えてみましょう。というのは、一度文系から理転をしてしまうとやはり文系のほうがよかったといって文系に戻ることは相当難しいです。理系に行く絶対的に強い意思や医学部、工学部に行きたい意志があれば別なのですが、それ以外の人にはあまりおすすめできません。あと、工学部でもデータサイエンスとかだと文系から受験できることもありますので、そういう可能性も模索してみましょう。

文転に向く人

→理転と同じことなのですが、まず、1度深呼吸をしましょう。それから、文転を考えてみましょう。一度理系から文転をしてしまうとやはり理系のほうがよかったといって理系に戻ることは相当難しいです。但し、数学が得意だと文系でも大学受験を社会の代わりに数学を受験することができますし、文系で数学ができると大学受験で合格することが多かったりもします。ただ、理転と同様に、絶対的に強い意志がないとあまりおすすめはできません。

まとめ

→文系から理系に理転、理系から文系に文転しようとする場合には相当の覚悟がないと絶対にだめです。理転と文転をしたことで大学受験に現役時に失敗して浪人するリスクも十分にありますので注意が必要です。それでも、人生は一度限りなので、進路の方向が明確なら文転、理転はありな気がします。

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