みなさん こんにちは
今回はいつものブログ記事とは違い、レゴは本業ではないのですが、高等学校の英語の時間を使って行ったレゴワークショップについて書いてみます。本来なら写真を掲載したいところですが、生徒のプライバシーを守ることで写真にモザイクが入っているのはご了承ください。今回の対象は英語に苦手意識を持っている生徒を対象にワークショップをしました。ちなみに、弊社はレゴのプロではありませんが、今回はご要望があったのでさせていただきました。
今回の授業の狙い
→今回、英語の授業×総合学習の教科横断型授業(CLIL)の取り組みの一環で高等学校の一部の授業の中でレゴブロックを使った授業を担当させていただきました。ブロック作成から英語での発表まで含めると50分の授業6回でなかなか時間がタイトの中でチームで取り組みました。今回の授業の主な狙いは下記の通りになります。
- 英語で学んできた内容を振り返る
- 自由な発想での問題解決を図る
- チームで取り組む楽しさと難しさを学ぶ
授業のお題
→授業のお題はレゴブロックを使って英語で道案内の台本(スキット)を考えようです。
授業の具体的な進め方
→総合学習の時間で既にスケジュールが決まっている中で1グループ(3名~4名)行ったので、1時間×6回で行いました。英語での発表の練習や発表まで行ったので時間的には厳しいものでした。
まずはどんな道案内の台本を書くのか日本語で決める
→英語で台本を書く前に、そもそもどのような道案内をするのかということをグループで話し合ってもらいました。その際に、英語コミュニケーションの教科書をみたり、学習端末(Chromebookやipad)を使って調べたり、外国人に道を聞かれた経験を話し合うなど実に様々なことが起きていました。
道案内のキャラクターや街づくりをレゴブロックで作成
→色々と調べたり、話しているしているうちに、どのような英語の道案内のトピックにするのかが決まってきたので、道案内のキャラクターや街づくりをブロックで作成していきました。生徒の表情をみていると黙々と集中してレゴブロック作成をしたり、友人同士で話し合いながら、レゴブロックの作成を行ったりしていました。聞くところだと、普段、英語の時間や総合的な学習の時間に寝ている生徒が起きていて取り組んでいるとのことでした。ブロックって一度作るとあれもこれもでこだわってしまうので、この部分で時間がかかりました。実際の様子はこちら。
英語の台本を書くために参考になる教科書のページや英語の授業で習ったことを確認する
→いよいよ、レゴブロックづくりも終盤になり英語の台本を書く段階になりました。単語や表現を探したり、インターネットでこの日本語の表現は英語で何というのかを調べたりしました。この授業にはたまたまALT(Assistant Language Teacher)の先生がいらっしゃる授業でしたので、ALTの先生に質問をしている生徒もいました。グループ内での話が活性化していたそうです。そうしているうちに、英語で道案内の台本ができてきました。それと同時に誰がどのキャラクターを演じるかについてもチーム内で自発的な話し合いを行い決めていました。
授業での発表
→授業で発表をしてもらおうと思ったのですが、最近の生徒って結構シャイだったりしますしせっかく学校端末(Chromebookやipad)もあったので、学校端末でビデオを作ってもらいました。最初は、私も生徒にビデオ作成は無茶ぶりかなと思っていたのですが、SNS動画などでデジタルツールになれているのか意外にも生徒たちはビデオ作成や編集までしてくれてスムーズにいきました。また、ビデオで録画するということもあり生徒たちも必死で練習していました。
実際の参加者の作品
参加者の感想
→様々な感想がありました。多かった意見はこのようなものです。
- とても楽しかったです。
- 自分たちで作ったもので台本を作って動画を撮るという貴重な経験ができて1から自分達で作るからダイヘンだっったけど普段の授業により熱が入った気がします。
- もう少しブロックの数が欲しいという意見もあったりします。
まとめ
→最初は、英語の授業×総合学習の教科横断型授業(CLIL)で時間の制限があり、時間のない中でレゴブロックづくり、英語の台本の作成、発表の練習など多岐に渡ることを行いました。その中で、生徒たちは自ら動き、自ら問題解決をしようとし、その中で話し合うこともできたので有意義な活動になったと思います。生徒の満足度も高いので今後は内容に更なる磨きをかけて英語がより楽しくなるよう努力をしていきます。
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