以前に、ブラック校則に関するこんな記事を書いたのですが、
頭の悪い無駄な学校のブラック校則についてまとめてみた→おかしいので撤廃でOK 記事はこちら.
最近、あまり話題にはならなくなってきているのですが、学校や地域によってはブラック校則というものがあります。内容は学校や地域にもよりますが、例えば、髪の毛の色は黒でそれ以外だったら地毛証明書を提出しないといけなかったり、男子は丸刈りで女子は髪が長ければ束ねないといけないみたいなものです。ブラック校則を破れば、指導になることになり、下手をすればカンニング同様の特別指導に発展し、進路にも悪影響を与えかねないのです。ところが、最近、学校ではこの学校に蔓延るブラック校則の捉え方が変わってきたのです。今回は一体、学校に蔓延るブラック校則に何が起きているのか、それに伴う問題についてまとめてみようと思います。
ブラック校則への先生たちの捉え方
→学校や地域にもよりますが、マスコミの報道のお陰かせいか分からないのですが、ブラック校則に対する先生の捉え方が少しずつ変わってきたのです。まずは、ブラック校則について学校の先生たちは実際どんな捉え方があるのかについて大きく2つに別けて語ってみます。
別に要らないんじゃない
→これ、若手の先生に以前はこの考え方が多かったのですが、最近の学校って年配の先生たちの間でも別にブラック校則っていらないのではというのがあります。特に髪の毛の色に関しては外国を含めた様々なルーツの生徒が公立・私立の学校に関わらずいますので、髪の毛の色に関しては指導が難しくなっているのです。また、最近の学校て人手不足に陥っていることもあり、校則はもちろんブラック校則に対して生徒に指導する時間がそもそもないのです。ブラック校則を生徒に守らしたところで、社会に役立つかといえばそうでないという認識もあります。
ブラックでも校則だから絶対に必要
→一方で、校則は校則なんだから絶対に守らないといけないし、校則を変えるのは言語道断みたいなタイプの先生たちもいます。私が見ている限りだと頑固の性格の先生に多いです。ただ、この数年で、このタイプの先生たちの数は減ってきています。というのは、社会も常に変化していて、外国籍をルーツにした子どもの数が増えたり、会社でビジネスカジュアルが導入されたりなどもして、ブラック校則の維持が困難になってきているのです。
ブラック校則への先生たちの捉え方による新たな問題点
→ブラック校則に対して考え方が主に2つに分かれているのですが、実はこの2つの先生の考え方が学校では思わぬトラブルを起こしていることがあるのです。今回はブラック校則に対して先生たちの捉え方がどういう問題を新たに引き起こしているのかについて説明してみます。
先生によってブラック校則の対応が異なる
→これ、考え方が大きく2つあるから仕方がないと思われる方も少なくはないのですが、実はこのブラック校則の対応が違うことは思わぬトラブルを引き起こすのです。それは、髪の毛の色を茶色に染めても、別に要らないんじゃないのかタイプのA先生には注意をされないけど、絶対に必要派のB先生には注意をされ、生活指導で指導を受けたり、下手をして何度も注意されれば、特別指導になってしまう先生によって対応が違う理不尽なことがあるのです。
学校として方向性が定まらない
→じゃあ、学校で方向性を定めればいいのではと思う人も多いと思うのですが、実はこういうことって、この場合はどうする、あの場合はどうするとかでややこしいので、ただでさえ仕事に忙しい管理職としてはあまり関わりたくない問題になっていることが多いのです。その結果、ブラック校則に対する議論が根本的に行われずに宙づりになってしまっているのです。その結果、個人の先生の独断と偏見も含まれた判断でブラック校則を破っているかどうかを判断することになってしまうのです。生徒たちにとってはこんなことで下手をすれば特別指導になるなんとも不憫すぎて何も言えませんが。
ブラック校則についての今後
→ブラック校則について、若い先生が増えてくるので別に要らないんじゃないかの先生たちが増えてくる可能性があります。今後(現在も含め)はどこかのタイミングでブラック校則の見直しが行われる可能性があります。一方で、学校というのは新しい取り組みを行うのが上手とはいえないので、ブラック校則の見直しに時間を要します。
まとめ
→ブラック校則に対しての先生の考え方というのが変わり不要の方向に動き始めつつあります。一方で、学校としてもブラック校則に対する認識が宙づり状態で、ブラック校則に対しての考え方は先生によって違いますし、校則なんだからブラック校則も必要と考えている先生もいます。この状況は生徒にとっては最悪な状態で、先生によってはブラック校則を取り締まり、下手をすれば特別指導につながり、進路に悪影響を及ぼす危険もあります。
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