最近、とある生徒からfランク大学の学校生活、就職、授業について聞きたいと私のところに来ました。私も気になっていましたし、実際のところどうなのかなと思ってfランクに勤めている人やfランク大学に通っている学生や卒業生に聞くと非常に面白いことが分かってきたのでまとめてみようと思います。
そもそもfランク大学とは?
→ 簡単に言うと、偏差値が低くて入学しやすい大学です。私も知らなかったのですが、日東駒専産近甲龍よりも偏差値が低い大学のことを指すこともあります。詳細はこちらのURLにありますので参考にしてください。
https://www.your-intern.com/plus/frankdaigaku-syuusyoku-furi/
fランクの実態について
fランク大学って聞くと、マスコミやネットの影響分からないのですが荒れているイメージが私の心のどこかにあるのですが、実際のところはどうなのかについて説明しました。
大学の講義について
→ 様々な偏差値帯の大学で講義している先生によると大学の講義に関しては座って授業を受けることはできますし、静かみたいなんです。一方で、生徒同士がペチャクチャ話をしたり、講義中にご飯やジュースを飲んでいる授業もあるのですが、それは担当の先生が注意をしないからで注意をすればいい話ですし、fランク大学だけではないよということなのです。要は、講義する先生次第ということです。あと、fランク大学に限らず大人数授業はうるさくなる可能性があるよと教えてくれました。あと、fランク大学に講義のレベルに関しては中学生、高校生レベルの話をするみたいです。ただ、他の私立大学や国立大学でも学科試験をせずに推薦入試で入学している学生がいるし、学力が低いので最近は中学生、高校生レベルの話もするらしいです。ちなみに、fランク大学って生徒を集めるのが少子化の影響で大変みたいで、大学の財務状況がよいほうではなく、大学の先生の給料は高くないみたいです。
大学のゼミについて
→ ゼミはfランク大学以外とも形式は変わらないです。ただ、ゼミでも中学生、高校生の基本的なことから大学の先生は丁寧に優しく指導してくれます。あと、fランク大学の学生は大学院に進学を希望する学生が少ないので、難しいことをするというかどちらかと言えば実務で使える知識や経験を意識してゼミの運営をしているそうです。ただ、ゼミによって色が違うので一概には言えないみたいです。
部活やサークルについて
→ 部活やサークルは他の大学と遜色ないらしいです。
アルバイトについて
→ 私の聞いた限りだとアルバイトで多いのは飲食業、遊園地、イベントスタッフなどみたいです。ところが、塾にアルバイトに行っている人が少なかったので聞いてみると、塾にもよるらしいのですが難関大学の学生を求めていることが多くて、大学名で不合格になることが多いのです。なので、学歴が必要なお仕事は難しいみたいです。
就職について
→ これはかなりリアルだなと思ったのですが、就職活動で人気のある企業(名前が売れていたり、高収入)は残念ながらfランク大学の学生が申し込むと、会社説明会の時点で予約がとれなかったりします。最近だと会社説明会が実は就職試験の申込みの役割をしていることもあり、会社説明会に参加できないと申し込みすらできない状況もあります。もし、仮に会社説明会をすっ飛ばして、就職試験の申し込みをしてほぼ確実に不合格になります。一方で、人気のある企業でなければ実は会社説明会にも参加できますし、学歴フィルターを気にしない会社であれば内定も普通に出ます。要は、会社次第です。実は就職活動ではあまり知られていないけど、財務状況や労働条件、待遇もしっかりとした会社も世の中にはあります。それと、最近はfランク大学の学生の学校の先生への教諭としての就職が増えてきています。
Fランクの大学でサバイバルするには?
→これは一言でいうと、人と同じ道を行かずに少しマイナーな道に入るということです。例えば、教員採用を例に出すと、保健体育や社会だと競争倍率は今でも高倍率になります。一方で、家庭科だと競争倍率が非常に低倍率だったりするのです。
まとめ
→fランク大学の学校生活、就職、授業についてはマスコミやインターネットが言っている程、暗くないというのが印象でした。私も様々な人に聞いたのですが、fランク大学に勤めている人は落ち着いている方が多く腰の低い人が多い印象でした。その影響か分からないですが、学生も案外落ち着いていますし、報連相がきちんとできていている印象でした(もちろん、大学や学生にもよります)。学力は高くないので将来の選べる進路が少ないデメリットもあるのかなという印象も受けましたが、きちんと自分でポジショニングをすれば進路も十分叶えられる場所なのだと思います。
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