いよいよ3学期に入って学校も始まり出してしばらく日数は経ったと思うのですが、いかがでしょうか。この時期になると4月当初は学力平均が同じくらいだったのに、3学期になると格差だらけになっていることがあるのです。なんでと思うのですが、学校では先生たちはなかなか言えないのですが、実は原因は様々あるのですがその中でも特に目立つものに焦点を当てて書いてみようと思います。
先生について
→学生や保護者からみると分かりにくいかもしれませんが、担任の先生ってクラス運営でめちゃくちゃ大事なのです。担任の先生がよければクラスは落ち着いたり成績は上がるのですが、担任の先生が放置だとクラスの落ち着きはなくなりクラスの平均成績は下がってきます。
担任の先生がゆるすぎて、メリハリがない
→担任の先生が一定ゆるいのはクラスに自由な雰囲気が出てよかったりするのですが、担任の先生がゆるすぎるとクラスにメリハリがなくなってきます。何をしてもいい空気になる可能性があり、授業中にスマホを触ったり、雑談を友達同士したり、SNSを送り合ったりするのです。生徒側の授業を聞く態度も悪くなってきます。最悪の場合にはSNSでケンカになり、ますますクラスの雰囲気が悪くなります。なので、実は先生が生徒に対して適切に注意することが大切だったりします。最近、若い先生に多いのは生徒から甘くしてくれと要望して、それを鵜呑みにするとメリハリがなくなるのでクラスの平均成績が低くなることがあります。
生徒主体という先生の業務放棄 →生徒主体という言葉は生徒の自主性を重んじるという意味で非常にいいことだと思います。ただ、生徒からアドバイスを求められているのに先生が生徒主体だからといって放棄をすると、生徒の自分よがりになってしまい、勉強で言うと成績が伸びないことがあります。なので、先生側が状況をみてアドバイスをすることも実は大事だったりします。生徒と面談どころかコミュニケーションをしていない
生徒と面談どころかコミュニケーションをしていない
→最近は教員の働き方改革のお陰もあって帰る時間が早くなっていますし、面談は重労働ということもあり以前よりも生徒と面談する時間が減ってきています。ただ、生徒と面談どころかそもそもコミュニケーションをとっていないケースがあります。なので、生徒同士のトラブルがあったときにトラブルの兆候以前のそもそも生徒のことを把握できていなく、解決に時間がかかるのならまだましですが、トラブルがこじれてしまうこともあります。このようなトラブルがこじれるとクラスの雰囲気が悪くなり、勉強への士気が下がってしまう危険性があります。
生徒について
→先生の役割って学校生活の中で重要な役割を担っていますが、生徒の役割によってもクラスの雰囲気、勉強する体制、平均成績はかわってきます。今回は生徒の役割について説明します。
そもそも、平均成績が低いクラス編成をされている
→生徒にとっては残酷かもしれませんが、学校によっては成績上位の生徒を伸ばすためにクラス編成時に平均成績が低いクラスを意図的に作る場合があります。時には、自然と成績が学校で悪い生徒がたまたま集まってしまうことがあるのです。ただ、これは先生の力で何とかなることがあるので実は先生次第だったりもします。
一部の勉強できない生徒たちが結託して、勉強しない空気を作る
→高校の授業って中学の授業とは違い進度も量も格段に違います。授業についていけない生徒も増えます。朱に交われば赤くなると言えばいいのか分からないのですが、一部の勉強できない生徒たちが結託して勉強しなく、SNSやゲームをしたり、最悪の場合には授業中にペチャクチャ私語をするのです。しかも、教科担当の先生や担任の先生が許すとますますエスカレートしてしまい勉強しないのが当然になってしまうのです。そして、勉強しない生徒が勉強のできる生徒の邪魔になってしまうのです。
友人関係が崩壊
→SNSツールのお陰もあり友人同士のコミュニケーションは簡単になりました。ところが、SNSは友人関係の崩壊も簡単になっているのです。しかも、SNSって文字や写真・動画で残ってしまい対面のコミュニケーションでもないので意図しないことでケンカになってしまうのです。先生が介入したころにはもうすでに遅しなんてこともあります。クラスでケンカが起きてしまうとクラスの雰囲気がめちゃくちゃ悪くなりますし、ケンカのことが気になって勉強どころではないなんてこともあります。
恋愛、推し活、闇も含めアルバイトなどの勉強以外勉強の色が強すぎる
→友人関係に似ている部分もあるのですが、恋愛、推し活などが盛んすぎて勉強しない空気になることがあります。場合によっては授業よりも優先されることがあって勉強に集中できないなんてこともあるのです。進学校(自称も含め)ではアルバイトが禁止されているところも多かったり許可がいる場合もあるのですが、無断でアルバイトをして授業中に居眠りばかりする生徒がいるので勉強する雰囲気にクラスがなっていないこともあります。もちろん、担任の先生が野放しでなければこういうことにはなりません。
教科担当の先生について
→色々と書きましたが、最近は学校の先生の働き方も変わってきており、教科担当の先生も頻繁に変わるということが起きています。教科担当によってもクラスの成績は変わることについて書いてみます。
普段学校にいない先生ばかりが担当
→特に(中堅の)私立高校に多いのですが、経費を節減するために任期付きの先生を教科担当にするのはもちろん、非常勤講師ばかりを教科担当の先生にしている場合があります。その結果、何か分からないことがあっても先生に放課後に聞きに行っても教科担当の先生がいないなんてこともあります。最近ではGoogle classroomやロイロノートのようなツールが発達していますが、実際に会うのとネットで話をするのは違いますし込み入った話をするのであれば実際に会う方が良い場合にも会えないことがあります。あと、担任の先生も非常勤講師の先生とはコミュニケーションが取りにくいのでクラスで何かあっても気づきにくかったりします。
先生の入れ替わりが激しい
→特に(中堅の)私立高校に多いのですが、先生の入れ替え(クビ)が3年や5年ペースで行われている高校があります。これ、一見よさそうに見えるのですが、先生たちの中には授業の独自の教材、教え方、研究ノウハウを持っている先生が年齢関係なくいたりします。そういった先生が入れ替え学期途中でいなくなり、一気に指導力が地に落ちてしまい、平均成績が悪くなり、下手をすれば進学実績が数年でボロボロになることが起きています。
クラスの平均成績が低いとどんな弊害が起きるのか?
→クラスの平均成績が低いとクラスの成績上位の生徒に影響がないと思われがちですが、実は影響があります。というのは、クラスの平均成績が低いクラスでトップレベルの生徒でも他のクラスに行けばトップではなくなってしまうことがあるのです。しかも、なぜか理由は分からないのですが、クラスの平均成績が低いクラスでトップレベルの生徒が他のクラスの生徒に成績で追い抜かれることもあるのです。その結果、校内での指定校推薦入試の枠がとれない事態に陥たっり、大学一般入試で全然合格できないなんてことも起きてしまいます。
まとめ
→私のクラスの平均成績が友達のクラスよりも低いというのは学校現場ではあります。原因も、SNSによるけんか、アルバイト、勉強ができない生徒の結託など実に様々なのです。生徒の意識が変わればいいのですが、なかなか生徒の意識は変わることがなく、結局のところ先生次第になってしまう部分もあります。あとは、特に(中堅の)私立高校に多いのですが、非常勤の先生ばかりだったり、任期付きの先生を雇った結果ノウハウが学校に蓄積されずに途中でいなくなるとクラスの平均成績が悪くなっていくこともあります。
コメント