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関関同立と産近甲龍の大学入試で一体何が実際に起きているのかについて語ってみた(合格率も含め)!

みなさん こんにちは
かずきです。
2024年の入試が終わり、今は5月に入った頃になっているのではないでしょうか。多くの高校では進学実績がまとめられた時期ではないでしょうか。そんな中、関西の高等学校では京大、阪大、神戸大、大阪公立大学が何人合格したとか関関同立と産近甲龍が何人合格したとか様々なことが話題になったりすることもあるのですが、過去と比べて実際の難易度どうなっているのか知りたくないですか?今回は関関同立と産近甲龍の大学入試の難易度について一般入試から語ってみようと思います。

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そもそも関関同立と産近甲龍とは?

→関関同立や産近甲龍って言われても馴染みもない人も多いのではないでしょうか?今回はそういった部分から説明してみようと思います。

関関同立とは?

→産近甲龍は京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学を指します。関東で言うと、日(日本大学)、東(東洋大学)、駒(駒沢大学)、専(専修大学)になります。これらの大学って私立大学で有名大学と世間で呼ばれる大学になるみたいです。は関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学を指します。関東でいえばM(明治大学)、A(青山学院大学)、R(立教大学)、C(中央大学)、H(法政大学)の関西版だと思っていただければと思います。たまに、早慶が関西にはないので、同志社大学は関東でいう早慶にあたるという人も世の中にはいます。いずれにせよ、関西には関関同立という有名私立大学があるということを知ってもらえればOKです。余談ですが、関関同立レベルだとだいたいのプライム企業(旧東証一部)は書類通過し、学歴フィルターにも通過できます。

産近甲龍とは?

→産近甲龍は京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学を指します。関東で言うと、日(日本大学)、東(東洋大学)、駒(駒沢大学)、専(専修大学)になります。これらの大学って私立大学で有名大学と世間で呼ばれる大学になるみたいです。特徴としては関関同立ほどではないけど、産近甲龍は世間的には評価は悪くはないです。ただ、プライム企業でもみんなが知っているような有名どころになると学歴フィルターで落とされる危険性はあります。

学校現場からみた関関同立と産近甲龍の最近の入試傾向について

→私が高校生だった10年前と比べると関関同立と産近甲龍の学部数(特に情報系やコミュニケーション系の学部)も増えましたし、受験の仕方も変更になっている部分はあります。関関同立においては10年前には公募制推薦入試はなかったのですが、AO入試は基本的に専願になることが多いのですが、同志社大学と関西大学は他大学も併願できる公募制推薦入試入試があったりもします。今回は関関同立と産近甲龍の最近の入試傾向について詳細に書いてみようと思います。

関関同立の最近の入試傾向

→関関同立には基本的にはAO入試がありますが、公募制推薦入試は基本的にありません。但し、関西大学と同志社大学には公募制推薦入試があります。試験要項や試験科目は各学部によって違うのですが、GPA(学習成績の状況)が実際のところ4.0以上必要だったり、英語関連の学部だとTOEIC、TOEFL、英検などのスコアが必要だったりすることもあります。競争倍率は受験する学部にもよるので一概には言えませんが、競争倍率が高いので注意が必要です。一般入試に関しては文章量が増えたりしている面がありますが、基本的には10年前と大幅には変わっていません。

産近甲龍の最近の傾向について

→最近の産近甲龍の入試の傾向は10年前と大きく変わっているわけではありません。少し前から英語検定試験(英検、TOEIC、TOEFL、IELTS、GTEC)などの検定試験の点数を入試の英語の点数にみなし得点としていれる制度も導入されました。最近だと、甲南大学に公募制推薦入試の制度が導入されたりもしました。

実際に関関同立、産近甲龍に入学しやすくなっているのか?

→おそらく、少子化や学部の改編、入試の多様化が進んでいる中で関関同立、産近甲龍の受験者が一番気になるのは関関同立、産近甲龍にそもそも入学しやすくなったかどうかが気になる部分だと思います。入試の多様化がどの入試も取り扱うのは難しいのですが、今回は一般入試と共通テスト利用を例に関関同立、産近甲龍が過去と比べて入学しやすくなったかについて書いてみます。

関関同立

→関関同立でも受験する大学や学部によって合格のしやすさは異なるのですが、とある模試の文系学部における偏差値60~65の受験生の合格率の推移を表にするとこのようになります。

偏差値60~652018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
一般入試32%32%35%46%50%50%
共通テスト利用33%35%36%44%47%48%

何が言いたいのかと言えば、偏差値60~65の受験生が関関同立の文系学部に入学できる可能性は高まっているのです。
関関同立に置いてとある模試の理系学部における偏差値55~60の受験生の合格率の推移を表にするとこのようになります。

偏差値55~602018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
一般入試43%42%43%59%57%58%
共通テスト利用47%46%45%62%59%61%

何が言いたいのかと言えば偏差値55~60の受験生が関関同立の理系学部に入学できる可能性は%が不安定でも時系列的には%が高まっているのです。ただ、共通テストは関関同立の理系学部に入学できる可能性は%が下がっている年もあるので注意が必要です。
入試の問題の形式にもよりますが、以前よりも一般入試で関関同立に入学できる可能性は上がっています。

産近甲龍

→産近甲龍でも受験する大学や学部によって合格のしやすさは異なるのですが、とある模試の文系学部における偏差値50~55の受験生の合格率の推移を表にするとこのようになります。

偏差値50~552018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
一般入試26%22%27%38%47%541%
共通テスト利用32%26%29%47%56%50%

何が言いたいのかと言えば、偏差値50~55の受験生が産近甲龍の文系学部に入学できる可能性は中期的に考えると高まっています。ただ、関関同立と比べて合格率が時系列的に安定していない年度もあるので、確率的には不安定だったりもします。原因として、考えられるのは公募推薦入試の合格者との兼ね合いだと考えられます。公募推薦入試で合格者を多く出した年には一般入試での合格者を絞り、公募推薦入試で合格者が少ない年には一般入試の合格者を増やしていることが学校で先生をしていると肌感覚で分かります。ただ、公募推薦入試の合格者の出し方も各大学で異なる部分があり、一概に産近甲龍の公募推薦入試と一般入試の合格率を裏付けるデータも見つけることができなかったので何とも言えない部分であります。模試の理系学部における偏差値50~55の受験生の合格率の推移を表にするとこのようになります。

偏差値50~552018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
一般入試26%22%27%38%47%51%
共通テスト利用32%26%29%47%56%50%
一般入試と共通テスト利用においては偏差値50~55の受験生の合格率が2021年度より上がっています。2023年度においては共通テスト方式の方が合格率が高くなっています。

まとめ

→関関同立と産近甲龍において受験の合格率は中期的に見ると伸びています。ただ、入試制度や年度によっても違いますので一概には言うことができません。なので、普段から絶え間なくコツコツと勉強をしておく必要があるのです。

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