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なぜ、[自称進学校も含め]高校の英語の授業が退屈で面白くないのかについて説明してみた!

みなさん こんにちは
最近、とある生徒から高校の英語の授業って面白くないしかといって社会に役に立つかといえばそうではないんですが、なんで高校の英語の授業って退屈なのかを知りたいと言ってきたのです。学校や地域によっても全然違うのですが、今回は、自称進学校に絞って高校の英語の授業がなぜ退屈なのかについて簡単にまとめました。

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[自称進学校も含め]高校の授業ってなんで面白くないの?

→これは学校の性格、先生の性格、生徒たちの性格によって英語の授業が面白い、面白くないの基準が変わるので一概には言えませんが、[自称進学校も含め]高校において英語の授業が退屈なのにはいくつかの原因があると思われます。今回はそういった原因について書いてみます。

カリキュラムが実は高校で決まっている

→進学を重視している学校にありがちなのですが、英語だと担当する科目の先生たちでどのように授業を進めていくのか、宿題をどのようにいつまでにするかなどの様々な部分が実は事前に決まっていたりします。あと、学習指導要領に沿って授業を進めることもあるので個人の裁量が少ないです。その結果、担当者は事前に決まっていた取り決めに沿って授業をしていくので、授業が単調になり、面白くなくなっていくのです。あと、祝日や学校行事の都合で授業スケジュールに余裕がなくなり、担当者が授業を進めることだけに追われることもあります。

テストのための授業をしないといけない

→学校や地域にもよるのですが、高校では暗黙の了解で基本的に中間テスト、期末テストなどの定期考査を行わないといけません。そして、定期考査に加えて、各学期には成績をつける必要があります。そのためには普段から提出物、小テスト、speaking testなどのテストをこなすことを意識して授業をしないといけないのです。その結果、実際の英語からどうしても遠ざかってしまうのです。

教科書の内容が実は大人で且つ専門家向け

→選定する教科書にもよるのですが、[自称進学校も含め]高校で使われている教科書って医療、自然科学、物語などのどちらかと言えば固い内容の英文が多いですし、実は日本語で読んでも普通に難しかったりします。その上、英単語も難しいので高校生にとっては面白くなかったりします。そもそも、英単語が分からなければ文章に何が書いてあるか分からない事態を引き起こす危険性があるのです。

英語の授業が実用よりも入試を意識している

→学校の英語の授業って教科書をみればわかるかもしれませんが基本的には大学入試を意識しています。なので、最近はリスニングも重視されつつありますが、どうしても文法ベースのリーディングが大きく重視される傾向にあります。逆を返せばTOEFLやIELTSなどの4技能が重視される海外に行くための試験は難しかったりします。

[自称進学校も含め]高校の英語の授業が面白くなる取り組みってあるの?

ただ、最近は、スピーキング (speaking)やライティング(writing)も含めた英語4技能が重視されつつありますので、学校や地域にもよりますが英語は今後変わる可能性があります。

高校生の海外への留学や修学旅行

→現地に行くのが一番肌で言語や文化を知ることができます。なので、最近の学校だと海外留学に短期で行かせたり、修学旅行で海外に行ったりします。また、最近だと高校生の海外のインターンシップというものが登場しており、海外へ触れる機会が増えています。ただ、海外に行くことは飛行機代や滞在費が高くついてしまうことがあります。

CLIL(Content and Language Integrated Learning:クリル)

→学校や地域にもよるのですが、CLILというのが最近出てきています。めちゃくちゃ簡単に言うと、理科、社会、家庭科、体育など要は他教科の勉強を英語でするということです。ただ、こういう勉強をするためには英語の基礎学力(単語、文法)も必要ですし、理科、社会だとそもそも一定の背景知識が必要だったりします。

まとめ

→高校の英語の授業が退屈なのかは先生の事情もあるかもしれませんが、大学入試、学校のカリキュラムや教科書の内容などの面もあったりします。ただ、英語教育も変わろうとしていて、海外研修や海外に修学旅行を行うなどの海外に向けた取り組みも行っていますが、やはり費用がかかってしまうのがネックになっています。また、CLILというのもありますがこちらは英語の基礎学力が前提になってしまいますし、教科の背景知識も必要になったりするのでボトルネックになったりします。いずれにせよ、みなさんには気づかれないかもしれませんが、高校の英語の授業が退屈からの脱却が進もうと実はしていたりします。今後の進展が気になります。

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