以前に、指定校推薦入試やAO入試のためには高校1年生や2年生の時からこのような準備が必要ですよという記事を書きました。
その中に部活や委員会も含めて校内で活動や校外で活動やコンペに参加し、実績を残したほうがいいよというお話をしました。
ただ、高校によっては部活動や委員会もそんなに活発でないし先生もやる気があるかといえばそうではないし、そもそも学校外の活動とかいうけど、一体どうやって見つけるねんということを気になっている人が多いと思うので、世の中にどのような活動やコンペがあるのかについてご紹介させていただきます。もちろん、これ以外にも活動やコンペがあると思いますので、
英語系のコンテストならこんな感じ
各都道府県レベルの英語暗唱・弁論大会
→ これはありきたりかもしれませんが、各都道府県レベルの英語暗唱・弁論大会です。最近だとコロナの影響を撮って提出です。英語が得意ならこういうところで入賞を目指すのはありです。ただ、日本語の原稿を作った上で英語の原稿を作らないとしんどいですし、学校の先生やネイティブの先生の労力もかなり必要です。ちなみに、英検のレベルだと2級から準1級レベルということを知っていただければと思います。
全国商業英語スピーチコンテスト
そういったところだとレベルが高いなという人には全国商業英語スピーチコンテストというのもあります。しかも、案外英語がそうでもない生徒(英検で準2級レベル)が賞をいただいたこともあったのでおすすめです。
ただ、このスピーチ商業関係の学校でしか受験できないみたいなのがデメリットです。
数学のコンテストならこんな感じ
他の人が詳細は書いてくださっているので、詳細はこちらを見ていただければと思います。
数学オリンピック
→ 数学オリンピックというものが世の中にはあります。簡単に言うと難しい数学の問題を3時間以内に問題を解くという内容です。対象は高校生だけで出題範囲も整数問題、幾何、組合せ、式変形等です。ただ、予選があり、その上で本選があります。ただ、この試験は予選で上位に入ると大学の特別選抜入試の対象となります。ちなみに、難易度のイメージは定期テストや模試というよりもむしろ思考判断が求められる問題なので、数学が好きで論理的に組み立てれる人におススメです。
数学甲子園
→ あと面白いなと思ったのが数学甲子園です。数学の問題を個人で解くのではなく、1チーム3~5人のグループで数学の問題を解くのです。グループで解くので、問題解決能力、チームワーク、創造力が必要になってきます。ただ、このコンテストはコロナの影響で2020年と2021年は残念ながら開催されていません。
理科のコンテストならこんな感じ
日本学生科学賞
→ 超簡単に言うと、1人またはグループで研究した実験、研究、調査をまとめたものを競い合うものです。分野は物理、化学、生物、地学、広領域、情報・技術、応用数学の7分野なのです。ちなみに、このコンテストは学校の課題研究でも提出することも可能ですし、高校生だけでなく中学生の部門もあります。ただ、日本学生科学賞のコンペに参加するには地方予選というものがあり、地方予選で上位に入る必要があります。地方予選に関しては各都道府県や市町村レベルになってきますので自分の住んでいる自治体や学校に聞くことが先決です。あと、このコンペは基本的に学校を通してしか応募ができないので注意が必要です。ちなみに、私は以前に中学生の日本学生科学省の地方予選のお手伝いをしその生徒が入選したことがあるのですが、予選通過する作品にだいたい共通している特徴を簡単にお伝えすると明確なリサーチクエスチョンの上で具体的な仮説が立てられていることに加えて、多角的で創造的なリサーチ、何年も同じテーマで研究をしています。あと、残酷かもしれませんが、保護者の方が研究者だったり、学校の先生が研究者、修士・博士出身だったりするとこういうコンテストに強かったりします。ちなみに、全国レベルの入選だと仮説検証の部分が詳細に突っ込まれたり実験や研究の再現性が問われますので、難易度は急激に上がりますので注意が必要です。
高校生のベンチャーならこんなものがあります
→ 最近の生徒は起業熱が高いらしく、起業家になるためのビジネスプランのコンテストもあったりします。
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/
活動まとめサイト
→ インターネットには世の中には中学生や高校生を対象にした活動をまとめてくれている一覧のサイトがあります。興味のある人は是非みていただければと思います。
https://qulii.jp/event/
実際のところ指定校推薦入試やAO入試って輝かしい実績が必要なの?
→ 上記の内容をみれば指定校推薦入試やAO入試に合格するには輝かしい課外活動の実績が必要なのかと言われればそんなことはありません。輝かしい実績がなくても指定校推薦やAO入試に合格してきています。大切なのは、自分がどのようなことを継続的に活動して、どんな苦労があったのか、どのように乗り越えてきたのかが非常に大切です。あと、資格試験が求められている場合には資格試験の条件を超えることが大切です。
まとめ
→ 世の中には様々なコンペや活動があり、私が知っているだけでもこれだけありますし、他にも検索すれば山ほど出てきますので、ここを起点に特別選抜も含めたAO入試や指定校推薦の情報の集めてもらえればいいなと思います。今回はネットで調べたものを説明しましたが、もちろん学校や地域で行われている活動も特別選抜も含めたAO入試や指定校推薦に役に立ちます。なので、まずは行動をしてもらえればと思います。そうじゃないと高校生活がもったいなすぎます。
コメント