この時期になると一般入試に向けて様々な大学や学部に願書を書く時期になってきました。そんな中でも一部の生徒たちは様々なことをしてくれて、学校内で問題を起こすのはまだましなのですが、学校外に迷惑をかけ、最悪の場合には書類で不合格になってしまうなんてこともあるんです。こんなことをする生徒は高校生じゃないよと思う人もいると思うのですが、自称も含めて進学校でもこういうことをする生徒(私の見てきた中では男子が多い)がいますので、書いてみようと思います。
調査書を先生の許可なく開封する
→ これは私が高校生の時からいて学校あるあるなのですが、調査書を先生の許可なく開封する生徒がいます。私が教員になって分かったことなのですが、はっきり言いますと非常に迷惑です。というのは、調査書には公印(学校長のハンコ)が押されていて、学校の事務で公印の管理(誰がどこの大学を受けるのか、そのために公印が何か所必要なのか)をしているのです。公印は学校にもよりますが校長先生が基本的に押しますので、そもそも校長先生がいなければ公印を押してもらうことができないのです。しかも、調査書は1回開封すると無効になりますし、調査書を先生の許可なく開封したから調査書を発行してほしいと担任の先生が校長先生に言うと校長先生によっては叱られます。あと、事務にも嫌な顔をされます。なので、調査書が見たいときには担任の先生に相談しましょう。学校にもよりますがだいたいの内容を教えてくれますし、学校の先生はこういった書類には必ず生徒を褒め称えますので、ご安心ください。
願書や入学書類関係をホワイトで修正する。
→最近はネット出願という素晴らしいツールが普及し始めているのであまりこういうミスをする生徒が減ったのですが、それでも一部の大学はネット出願じゃなかったりして手書きなんです。また、入学書類関係は手書きの大学が実は多かったりします。そんな書類を生徒たちの一部は下書きもせずに速攻ボールペンで書こうとするのです。そして、そういう生徒たちがミスをしたときに、なんと修正ペンを使うのです。この間、私が驚いたのはとある生徒の大学に提出する誓約書が修正ペンの白い跡だらけでした。ちなみに、この場合に修正するときは新しいプリントで書くかもしくは二重線を引いた上で印鑑を押すのが通常です。くれぐれも言いますが、修正ペンではありません。
入試関係の重要書類が破れる、紛失する
→デジタル機器の普及のせいか、生徒が紙で保存する能力が以前よりも悪くなっています。入試関係の重要な書類を高校生になってもファイルに入れない生徒もいます。その結果、重要な書類が折れ曲がっているのはまだしも破れたりしているのです。くれぐれも言っておきますが、大事な書類はファイルに入れましょう。あと、最近多いのが入試関係の重要な書類を生徒が紛失するパターンも増えています。こういった書類は紛失すると場合によっては再度もらうことができなく、最悪の場合は学校の先生が大学に謝る場合や入学が取り消しになる恐れすらあり学校の立場がやばくなります。
指示通りに書類の作成をしない
→ 大学によっては指示が複雑でたくさんの資料を作成しないといけないので大変なお気持ちは分かるのですが、そういったことを言っているわけではありません。私が言っているのは簡易書留、速達と入試要項には書いていないのに、普通郵便で送ったり、小論文を書く際にはwordで12ptで書きなさいと指示があるのに、11ptで書いたり実際はしているのです。こんなことをするのは中学生とかちゃうんと思う人ももちろんいると思いますし、私もそう思うのですが実際には自称も含めて進学校にはいます。
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