進路希望調査だけではないのですが、進路の方向性を決めるときに必ずと言っていいほど「理系だから、英語は必要ないやろ」みたいな発言を私にしてくる生徒がいます。しかも、この発言は1人ではなかったので腰が抜けました。文系理系既に決まっているよという人もいますが、決まっている人はその道に進みましょう。文系と理系で迷っている人はこの続きを確認してみてください。(あくまでも参考ですので、自分で進路を決めることを勧めます)。ちなみに、これを書くにあたって理系の人にも確認しました(何かあれば、コメントください)。
数学が好きかどうか
→ 理系の場合は数学3の授業を多くの学校では履修しなければなりません。そして、数学3の授業時間数は他の科目と比較すると長めに設定されていることがあります。しかも、数学は積み上げ科目であるので、数学2、Bもしくはそれ以前で詰まっていると、授業でチンプンカンプンで時間がもったいないみたいなことが起きてしまいます。大学受験で不合格になるリスクもあります。しかも、最近の学校は補講をする余地もありませんので、分からなくなればそこまでです。うちの学校の生徒でも数学3でチンプンカンプンになっていました(たぶん、数2あたりでつまずいていると思う。詳しい方、コメントください)
理科の科目が好きかどうか
→ ①に似ているのですが、理科の科目が他の科目よりも好きかどうかというところになります。特に大事なのは、理科の用語の暗記ができて、実験と実験レポートが好きかどうかだと思います。というのは、理系の大学に入れば実験や実験レポート、用語の暗記が日々当然のように行われているのです。そして、これができなければ単位習得が危なくなるという事態に陥る可能性もあるのです、ちなみに、卒業生でレポートが書けずに薬学部で留年中の人もいます。
もし、上記に当てはまらないのであれば、もし、自分の行きたい学部学科が見つからなければ、経営学部、もしくは商学部(なければ、経済学部)を個人的にお勧めします。理由は、これらの学部は会社に入社したら業界に関わらず使う一般的な知識を一定教えてくれる。更に、宿題が他の学部と比べると少なく、社会と接点を持つ(インターンシップ、ゼミ、ボランティアなど)機会を自分から作る時間が多いからです。
文系に新卒の就職の優劣に大差はないです(理系の場合は専門職採用の場合があるので差があります)。
まとめ
→理系を選択すると数学と理科の勉強時間がどうしても長くなります。また、学校も年々忙しくなってきているので理科と数学の補習というわけにもいかなくなってきているのです。どうしても学ぶべきものがあるから理系というのはありですが、何となくだったり理系科目が苦手なのに理系に行くことはあまりおススメできません。もし、何もすることがないなと思う人は会社で使う知識も得ることができるので経営学部がおススメだったりします。基本的には理系と違い文系はどこの学部を選んでも同じだったりします。
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