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英検、TOEIC、GTEC、TOEFLのスコアを短期間で合格点が取れてAO入試や公募推薦入試に実際に合格しやすいのは?

みなさん こんにちは
最近、とある先生からAO入試や公募制推薦入試で大学が指定する英語資格・検定試験のスコアをコスパよく取れるものってどれなんですかという質問が来ました。今回はこの質問に対して学校では言えないが本音で書いてみようと思います。

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そもそもAO入試や公募制推薦入試で使える英語資格・検定試験の特徴って何?

大学や入試の形態によっても英語資格・検定試験で使えるものが異なったりするので、一概には言えませんが、今回は多くの大学で英語資格・検定試験のスコアとして使えるものを具体的に説明してみようと思います。

多くの大学で使える英語資格・検定試験の特徴

→ 既に英語資格・検定試験の特徴を知っているという人も多いのですが、今回は高校の授業と照らし合わせながら高校生向けに説明してみます。

(実用英語技能検定)英検2級

→ 高校卒業までにできれば取得してほしい検定試験になります。内容としては1次試験では英文法も含めた英単語・熟語、長文、ライティング、リスニングの問題が出題されます。合格は65%以上の正答率くらいと言われています。1次試験の英単語・熟語は暗記に時間がかかるのでこの部分は独自の勉強が必要になることがありますが、大学受験にも役に立ちます。2次試験では音読だったり、試験官から出題された英語の質問に英語で客観的に答えるテストです。合格は70%以上と言われています。ただ、2次試験のことについてもう少し突っ込んで言うと、試験官によって、点数の甘さが違うっていうことは正直あります。なので、しっかりと勉強したにもかかわらず英検2級に不合格になっても試験官が厳しかったんだと思い、気を取り直して次に向けて頑張ってほしいです。

TOEFL IBT

→アメリカ、カナダの大学に留学に行くための英語力を測る試験です。スコアは120点満点で、Reading、Listening、Speaking、Writingの4技能が全て試されます。Readingに関しては米国の大学の1回生~2回生の教養学部で学ぶことについての長文問題が出題されます。英単語はアメリカ、カナダの大学で使われる単語になるので、自分で勉強する必要があります。Listeningに関しては大学のキャンパスや教授の研究室で話されていることや米国の大学の1回生~2回生の講義に関する問題が出題されます。Speakingに関しては日常のことについて話したり、英語のまとまった文章を読んでその文を英語でまとめて話す問題もあり、日本人には苦手な内容です。Writingに関しては1題は英語のまとまった文章を読み、それに関する講義を聞いて、質問に対する答えを英語の文章にして答えます。もう1題は英語の質問に対して英語で答える問題です。イメージとしては最近の大阪大学や神戸大学で出題されている自由英作文の長いものです。ただ、受験料は値段が高いです。

IELTS

→英国、オーストラリア、ニュージーランドなどに留学に行くための英語力を測るための試験です。なので、英文やリスニングで聞き取る英語はイギリス英語になります。TOEFL IBTと形は似ているのですが問題形式はTOEFLみたいな大学の講義タイプというよりもどちらかといえば一般生活に近い内容が多いです。それと、図・表問題やreadingの要約問題がTOEFLよりも出題が多いです。あと、Speakingが面接形式で試験官と行う点もTOEFLとは違います。

GTEC

→Beneseが作っている試験で英語のReading、Listening、Speaking、Writingの4技能が全て試されます。問題レベルに関してはTOEFLやIELTSに比べると易しいです。高校生向けのバージョンもあったりしますので、高校生にはレベルが合っていたりします。Speakingに関しては専用タブレットに声を吹きこむ形で60秒話続ければ実は高得点が出たり、Writingも中身よりも量をたくさん書けば高得点が出たりすることもあります。

TOEIC

→TOEICはビジネス英語になるので、ビジネス英単語を知っておいたり、ビジネスのシチュエーションを知っていれば解きやすくなります。なので、実はアルバイト経験が役に立ったりすることもあります。ただ、ビジネスの背景知識の少ない高校生にはあまりおススメできません。難易度で言えばめちゃくちゃ難しい試験ではないですし、後に就職活動にも役に立つ試験ですので持っていて損はありません。大学受験の英語資格・検定試験のスコアのためなら、基本的にはTOEICのReading and Listeningで受験する人が多いですが、最近の大学はSpeaking and Writingも一緒に求められることがありますので注意が必要です。

AO入試や公募制推薦入試でおすすめする英語資格・検定試験はどれ?

大学によって求められている英語資格・検定試験のスコアが違うので、一概には絶対にこれというのがありません。ただ、これまで、私が様々な生徒や大学入試を見てきた中で比較的に時間をかけずに英語資格・検定試験のスコアをコスパよくとれていることは正直に言うとありますので、この部分をお伝えします。

(実用英語技能検定)英検2級

→ 学校の授業を考慮すると、英検2級を取得するのが一番コスパがいいのではないのかなと思います。というのは、英検2級って学校で習った単語ウニプラスして単語と熟語をしっかり覚えれば大問1が高得点が取れます。高校によっては英検2級の対策講座があったりして親しみやすく、合格点が他のテストよりも難易度が高くないのです。ただ、2次試験の面接は面接官によっても注意が必要です。あと、通常の受験回数が年3回しかないのですが、英検のSCBTを受験すれば受験回数を増やすことはできます。ただ、課金する金額が英検SCBTの方が高いので注意は必要です。

TOEIC R and L

→大学にもよるので一概に言えませんが、TOEIC Reading and Listeningは大学に入学しても受験させ続けることが多く、就職活動でも使われることのある試験のせいか大学が指定する英語資格・検定試験のスコアの中でも低い点数に設定されていることが多いです。しかも、TOEIC R and Lは読むことと聴くことだけなので実は対策がしやすかったりします。ところが、最近、TOEIC Reading and Listeningに加えてTOEIC Speaking and Writingを課してくる大学もありますので注意が必要です。

GTEC

→ 学校によってはGTECという英語の試験が行われていることがあるのですが、GTECもお勧めです。というのは、GTECという試験のSpeakingやWritingを採点する人がどうも教養のある英語圏の人が採点しているのではないみたいなのです。とある英語力が低い生徒(高校2年で英検3級)がSpeakingだと内容が適当なのに時間内ずっと話されているから点数が高かったり、Writingだと内容や文法がいまいちなのに英文の量が多いという理由で点数が高かったりしています(今後は改善されるかもしれないのでご注意です)。しかも、ReadingやWritingもTOEFLやIELTSよりも易しいので点数が意外にとりやすかったりします。ただ、高校生のGTECは学校単位で申し込みになるので、学校が申し込まないと個人で申し込むことは難しいです。

TOEFL IBT (場合によっては)

→ はっきり言えば、TOEFL IBT は難易度鬼畜な試験です。ただ、大学によってはTOEFL IBTのスコアが低めに設定されていることがあります。なので、場合によってはおススメです。

なぜ、英語資格・検定試験のスコアを取得してAO入試、公募推薦入試に望むのがいいのか?

→ 正直に言うと、周りの受験生も英語資格・検定試験のスコアを取得してAO入試、公募推薦入試に望むことが多いからです。特に、加点となってくると、もし、英語資格・検定試験のスコアを持っていなかったら、本番で英語資格・検定試験のスコアをカバーした点数を取得しないといけなくなってしまうからです。

大学受験に英語資格・検定試験を活かすなら、いつまでに取得すべき?

→英語資格・検定試験にもよりますが、出願までにしっかりとスコアを出しておく必要がありますし、受験する大学にもよりますが目安としては8月くらいまでです。今回は英語資格・検定試験の中でも時間にタイトな英検2級を事例に書いてみます。

基本的に高校3年生の各年度の第一回までに英検2級を取得しておく

→ これは遅くても高校3年生の各年度の第一回です。というのは、英検をに第二回の時期に受験するとAO入試、公募推薦入試の出願に間に合わないからです。

難しければ、SCBTを受験し、遅くても夏休みが終わるまでに受験完了する

→ 高校3年生の各年度の第一回に英検に不合格になってしまうってこともあります。その時には夏休みを使ってSCBTを使って受験をするようにしましょう。ただ、SCBTは事前に申し込まないといけないですし、直前に申し込むと満席で受験できないなんてことがあります。なので、早めの行動が必要です。できれば、英検2級は高校二年生の間に取得しておくことをお勧めします。

英検を持っているだけでAO入試や公募推薦入試に合格するの?

本当に英検を持っているだけで合格できるのは英検準1級以上で公募推薦入試の時のみ

→ 英検準1級以上を持っていると公募推薦入試でも有利になるかもしれないし、AO入試で優遇されることも多々あります。英検準1級以上を持っていると本番でも高得点が取れる可能性があるので、合格する可能性があります。

英検2級は公募制推薦入試だと保険レベル、AO入試だと受験資格

→ 英検2級は公募制推薦入試だと保険レベルで本番の入試で高得点をとる必要があります。実際の大学入試でも英検2級を持っていて公募制推薦入試に合格している生徒は本番のテストの点数も高い傾向にあります。

まとめ

→大学によって一概には言えませんが、AO入試や公募推薦入試で英語資格・検定試験のスコアをコスパよく取れるのは英検2級だったりします。ただ、入試の概要をよくみると、TOEFLの設定点数が低いこともあったりして、大学によってどの英語資格・検定試験のスコアをコスパよく取れるのかは違ったりします。なので、AO入試や公募推薦入試で英語資格・検定試験の部分については事前にしっかりと調べておく必要がありますし。あと、自分でそれぞれの試験をみて自分に合っているかを確認しましょう。くれぐれも行動は早めにお願いします。

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