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指定校推薦入試、AO入試、一般入試、公募制推薦入試で使われる調査書には本当に何が書かれているの?

この時期になると一般入試の出願のために調査書を学校に申請する時期になるかと思います。
調査書ってどんなことが書いてあるか気になりませんか?調査書のことを気になる人も多いと思いますが、調査書ってどんなことが書いてあるかというのは開封しないと分からないんです。なので、今回は調査書に的を絞って説明してみようと思います。

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調査書って実際には何が書かれているの

調査書を先生が書くときには必ずと言っていいほど、生徒が大学からみると素晴らしい人物かのように書きます。

基本的には生徒の評定平均値、欠席日数、長所が書かれている

→ ご存知の方も多いとは思うのですが、調査書には生徒の評定平均値、欠席日数、長所が書かれています。実は、調査書には評定平均値の分布も書かれています(例えば、A高校の評定平均が1~5の人数分布です)。なので、大学が生徒を評価するときに生徒のいた高校は評定平均5が何人いるかも分かります。また、欠席日数に関しては欠席日数を書いているのですが、欠席日数が年間10日を超えている場合にはコロナ出停や体調不良などの理由を書き、少しでも欠席日数が無断欠席や不登校じゃないよということを相手に伝えれるように書類作成を行われています。

調査書は生徒のいいところも書かれている

→ これも学校の先生あるあるなのですが、調査書には生徒のいいところしか書きません。というのは、調査書に生徒の悪いところを書くと先方から問い合わせが来たりするのです。下手をすれば、この高校の指導は大丈夫なのかという疑いをもたれる恐れがあるのです。

取得に時間がかかる(学校長印が押されている)

→ 生徒や保護者側からみると調査書って印刷して、学校長印を押せば終わりと思っている人が多いのですが、実は学校長印って学校にもよるのですが、校長先生に直接もらう必要があるのです。しかも、学校長って対外的な会議や出張が多く、学校にいること自体が少ないのです。実は、調査書の学校長印をもらうのに3日かかったのは全然ありえる話なのです。

調査書の基本ルールについて

調査書はもらっても生徒は絶対に開封しない

→ 毎年、調査書って何が書いているのかを興味を持った結果、調査書を開封してしまう生徒がいます。これは絶対にダメです。というのは、私も教員になって分かったのですが、調査書には実は何かトラブルがあったときに備えて後から調査できるように、各調査書の割印に番号がふってあります。なので、調査書って開封厳禁で一度開封するとその調査書は無効になってしまうんです。しかも、開封したときの調査書と同じ調査書を再発行しようとすると、調査書を再発行する理由を担任の先生が求められることがあります(学校にもよります)。なので、しつこいですが、調査書は厳重な書類ですので絶対に開封してはいけません。調査書の中身を見たいときには担任の先生に尋ねてみてください。そうすれば、調査書の中身を学校によっては見せてくれたりします。

使わない調査書は必ず学校に返却または学校の指示に従う

→ これも実は大事なのですが、受験するかどうか分からなかったり、出願まで時間がないので調査書を余分に取得する生徒がいます。私自身はこれはありだと思っています。ただ、受験をしなかった時に調査書が余ってしまうことがあります。学校にもよりますが、その時には基本的に学校に調査書を返還するまたは学校に調査書をどのように処理するかを確認する必要があるのです。というのは、学校によっては調査書の発行履歴から生徒がどこの学校や企業を受験したのかを調べることがあります。その時に、調査書を発行したにも関わらず受験をしていなかったのが大学受験修了後に発覚すると学校によっては調査書の返還を求められことがあります。勝手に処分してその時に調査書がないと場合によっては炎上します。

まとめ

→ 調査書って受験や就職で使うだけだからそんなに重要じゃないんじゃないのかなと思っている人が意外に多いみたいなのですが、実は非常に大切な書類なのです。なので、調査書にはみなさんが有利になることを担任の先生は書くのですが、調査書の中身が知りたかったら担任の先生に、調査書をもらったけど使わなかった場合には必ず高校に確認してください。そうじゃないと、高校によっては、大事になる可能性がありますし、知らなかったでは済まされません。実は調査書は担任の先生は汗と涙の決勝なのです。

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