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大学受験の一般入試で難関私立大学のワンチャンスを狙うのはありなのか?

最近、いよいよ私立大学の一般入試の出願時期になってきました。この時期になると、担任の先生たちは調査書の発行に追われます。特に、校長印に関しては学校にもよりますが基本的に校長先生が学校にいる間にしか印鑑を押すことができません。なので、できるだけ早めに調査書の発行は学校にお願いするようにしてください。
そんな中、とある生徒が「自分には難関大学に行くことができる実力はないが(ちなみに、その生徒の実力は模試で言うと-15ポイントレベル)、彼女を見返すために一般入試で難関大学の合格をとりたいですが、どうしたらいいですか」と質問をしてきたのです。はっきり言えば、そんなところで勝負せんでいいのにと私には思えてしまいましたが、このような大学受験のワンチャンスはありえるのかについて過去の生徒の経験を基に書いてみようと思います。もちろん、学校でこんなことを言うとやばいのであくまでもブログ限定です。

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一般入試で難関大学のワンチャンスとは何か?

→ 簡単に言うと、自分には難関大学に合格できる実力がないが、たまたま問題集で入試当日の問題を解いたことがあるや前日に勉強していた日本史の部分が一般入試にそのまま出たなどの通常では起こりえないことで、運よく合格点に到達し、その大学に奇跡的に入学できることです。すなわち、ここでいうワンチャンスは「実力がないのに運良く大学に入れる」ということです。こんなん、大学受験やからさすがにないだろうと思っている人が多いのですが、少子化の影響や難関私立大学の場合には国立大学・公立大学に合格した生徒が入学辞退をしてくれることもあるので難関私立大学でもワンチャンスが意外にもあったりします。

一般入試でワンチャンスが起きる可能性がある条件

何回も大学を受験する

→ 私も前任校でこのようなタイプの生徒を何人かみたのですが、相当な回数をこなせば大学受験をすれば合格できるだろうという発想です。そして、こういう生徒は教員も驚くべき回数を受験してきます。ちなみに、私は複数出願も含めて38回大学入試を受験した生徒を知っています。しかも、その生徒は奇跡的にワンチャンスになり、一般入試で自分の実力よりも高い大学に合格し、単位も落とさずに現在通っています。

偏差値が低めな学部や倍率の低い学部を選定して受験する

→ 同じ大学でもやはり学部によって偏差値が変わっているので、偏差値を低い学部を選定して受験する生徒もいます。ただ、こういうことをすると、合格してしまった時に自分の興味のない分野だから大学の授業にもついていけないと思う人もいますが、こういう生徒たちは基本的に大学名で選んでいますし、文系だとどこの学部に行っても就職先が大きく変わることはないと知っています。あと、倍率の低い学部関してですが、これは年によっても違うので何とも言えませんが、倍率の低い学部の特徴は去年の倍率が異様に高い学部です。というのは、異様に倍率が高くなると次の年に倍率が下がる可能性が高まります。ただ、必ずしも倍率は前年度高かったからといって次年度下がるわけではないので注意が必要です。ちなみに、ワンチャンスで大学一般入試に合格した生徒は偏差値が低めな大学の学部をちゃんと選んでいました。

中期日程、後期日程も受験する

→ 私が受験生だった10年前だと私立大学の中期日程や後期日程というのは国立大学・公立大学を不合格になった人が受験する日程でした。試の問題の難易度も難しく、競争倍率は高く、定員も少なく合格が困難でした。ところが、この数年は少子化の影響もあってか中期日程、後期日程の難易度が以前ほど難しくなくなってきているのです。しかも、公募推薦入試の難易度を上げている大学も増えています。なので、中期日程や後期日程も受験しておくとワンチャンスで大学一般入試に合格することはあります。私も後期日程でワンチャンスで大学一般入試に合格した生徒をみたことはあります。

まとめ

→ 少子化の影響もあってか、学校の先生が思っているよりもワンチャンスの可能性は広がりつつあります。ワンチャンスを実現するためには受験回数を重ねたり、受ける学部の選定、受験日程を幅広く受けることが大切になります。もちろん、ワンチャンスばかり目指さずに、怠けずに地道に勉強することも非常に大切です。あと、国立大学・公立大学のワンチャンス合格は受験回数に限りがあるので難しいです。

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