保護者進路大人生徒

親がこどもに進んで欲しい進路とこどもが進みたい進路が違うときどうする?

みなさん こんにちは
NKです。
最近、とある生徒Aと会ってお悩みを聞く機会があったのです。
生徒Aの親の悩みは、「生徒Aは進路の方向性(父と同じ医者の道に進む)はすでに決まっているが、不登校気味になっているから何とかしてほしい」という内容です。ところが、こういった悩みって意外にも親がこどもに描いている進路とこどもが進んでみたい進路がそもそも一致していないから不登校気味になってしまうということが多々あります。例えば、生徒Aの場合だと進んでみたい進路が医者の道ではなく、音楽クリエーターの道だったのです。私も学校で教えていて思うのですが、意外にもこのタイプの悩みは最近増えています。かなり、大事なテーマなので取り上げてみます。

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親がこどもに進んで欲しい進路とこどもが進みたい進路が違うと何が起きるのか?

→ 人間が違うし、育ってきた環境(学校も含めて)が違うので、親がこどもに進んで欲しい進路とこどもが進みたい進路が違うのです。生徒Aの場合、保護者の方がこどもになぜ医者の道なのかと言うと「自分の夫も医者、息子もこの家に生まれてきたから医者」だからなんです。すなわち、この進路の方向性はこどもの意向がここにはなく保護者の方のみの意向なのです。一方で、こどもはこどもで進路の方向性をきちんと持っている場合が多いのです。その結果、こどもは自分が進みたい進路と保護者が思い描いている進路の方向性が違うギャップでこどもが精神的にしんどくなっていることが多いのです(大人の場合もあります)。ただ、こういうご家庭に多いのは親とこどもが進路に関してコミュニケーションをとれていないので、すり合わせができていないパターンが多いです。

親がこどもに進んで欲しい進路をこどもに強制するとどうなるのか?

→ これも結構よくやりがちなのですが、これまでも学費を払ってきたし、大学の学費も払うのだから親がこどもに進んで欲しい進路にしてもらおうとする親が意外にもいます。ところが、これまで生徒を見てきて思うのですが、こういうことをするとこどもからは何らかの形で反発されます。例えば、私がみてきた生徒の場合だと、自分のやりたい進路に進むことができるまで勉強を一切しなかったり、親の言っていることを一切無視したりします。
あと、親がこどもに進んで欲しい進路をこどもに強制し、こどもが実現してたとしても、何年か後になんで親が実現したい進路をこどもが実現してきたのだろう。もっと自分らしい仕事は何だろうと自己嫌悪に陥ることもあり、仕事に身が入らないなんてこともあります。

まとめ

親がこどもに進んで欲しい進路とこどもが進みたい進路が違うというのは違う人間なので全然ありえることです。ただ、親と子でコミュニケーションをしっかりととっておかないと、進路の方向性のギャップでこどもが精神的にしんどくなっていることが多いのです(大人の場合もあります)。なので、しっかりと親子でコミュニケーションをとることが大切なんです。ところが、コミュニケーションが取れていない場合もあります。色々なお気持ちも分かるのですが、こどもに一旦は進路を任せることをお勧めします(その上で、保護者が譲歩の案を出すのは場合によってはあり)。というのは、残念な事実かもしれませんが、こどもの人生を決定するのはこどもなのです。こどもが納得がいかない進路を強制するのは、のちのちに思いがけないトラブルを引き起こすこともありますし、何よりも本人の進路実現に向けてのやる気が高まらないのです。

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