現役生進路大学入試高校海外留学

高校生の海外留学の現実的なメリットとデメリットについて高校の先生が書いてみた!

みなさん こんにちは
最近、高校生の留学って私の勤めている学校では高校生の間で流行しているみたいなのです。私も留学をしたことがあるせいか、高校生の留学についての質問が来たりします。今回は高校生の留学のメリットとデメリットについて正直に書いてみようと思います。

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高校生の留学のメリット

高校生って年齢が若いので様々なことを吸収できると思うのです。しかも、高校生の留学って留学の仕方によってはメリットが大きかったりします。

語学が吸収できる

→ 留学の定番になるのですが、高校生って吸収力が高いので、言語の習得が早いです。また、留学していると現地で使われている言語の表現について慣れ親しむことができ、生の言語を学ぶことができます。あと、日本の学校ではあまり教育ができていないspeaking(話すこと)やwriting(書くこと)についても鍛えられるので、speakingやwriting能力が向上したりします。

行動力が身につく

→ 留学をすると日本語が通じなくなるので、自分で現地の言語を使って他人と話したり時には交渉をしないといけなくなります。私の留学の経験だと空港に現地の学校に行くタクシーが来なかったので自分で英語でタクシーの運転手に交渉して現地の学校に行き、費用も交渉しました。ここまでとは言わなくても、留学をするとトラブルが何らかしら起きてしまうので、対処する必要が出てきます。その結果、行動力が身につきます。

将来の選択肢が広がる

→ 国や文化が異なると同じ高校生でも考え方や学んでいることが実は違ったりします。私もアメリカの高校に行った時に、高校生がadobe indesign(冊子を作成するソフト)でパンフレットを作っているのをみて驚きました。高校生の間に留学をしておくと文化や考え方、学んでいることの違いについて学ぶことができ吸収できます。この留学の経験が将来の選択肢が広がる可能性が出てきます。

高校生の留学のデメリット

高校生の留学のいいところも書きましたが、デメリットもあったりします。

高校生の留学はコストが高い

→ 高校生の留学って国によっても違いますが、コストが比較的高いこともあります。しかも、高校によっては高校の学費も同時に納めないといけないので、学費が上がってしまうことになります。ただ、返済不要の奨学金を得ることができれば安くなることもありますが、それも限られた人の話なので困難だと思います。

日本の大学に行くのが大変

→ 言語によって変わるので一概には言えませんが英語の場合で書いてみます。学校では禁句ですが、留学先で学ぶ英語と日本の学校で教えられている英語は違います。何が違うのかと言えば、日本の学校で教えられている英語は文法重視で日本語訳や大学入試を解くことに特化しています。一方で、留学先で学ぶ英語はどちらかと言えば日常会話だったり、専門分野の英語、人とのコミュニケーションだったり生活的な要素が強いのです。その結果、留学後に日本の高校に行けてなかった大学入試の勉強の部分を自分で勉強して取り戻さないといけなくなります(特に文法部分)。AO入試や、指定校推薦入試ならありですが、一般入試で大学受験を考えている場合は目指している大学によっては時間的に厳しかったりします。

日本人コミュニティだと日本にいるときと変わらない

→ 日本人だけではないのですが、日本人は外国に行くと群れます。そして、コミュニティみたいなものを作ります。その結果、外国に行っても日本語ばかりを使い、現地で他国の人と交流をすることがなくなるのです。その結果、最悪の事態は英語を身に着けるどころか、日本語を身に着けて、友人探しになってしまうのです。もちろん、日本人が少ない場所に行けばそのようなことはないのですが。

まとめ

→ 高校生の留学って年齢が若いということもあり様々な可能性があるので非常に面白いです。一方で、高校生の留学にはデメリットもあったりします。ただ、高校生の留学のデメリットって何だかんだいっても本人の努力で何とかなる部分もあります。なので、高校生の留学という選択肢もあるよということを知ってもらえればいいなと思っています。

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