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学校では禁句だが指定校推薦入試やAO入試のメリット、デメリットについてリアルに解説した

みなさん こんにちは
最近、この時期になると一般入試の受験生たちが受験に非常に苦戦し、あの時に指定校推薦入試やAO入試にしておけばよかったのにと思う人も多いと思うんです。ところが、指定校推薦入試やAO入試にも実はメリットとデメリットがあったりします。今回は、私が教えてきた卒業生の動向をもとに説明しようと思います。

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指定校推薦入試やAO入試のメリット

指定校推薦入試やAO入試で大学に入学するとメリットは分かりやすいと思いますが、まとめておきます。

早い時期に決まる。

→ 指定校推薦入試やAO入試は受験方法や大学にもよりますが、早ければ夏休み前か夏休みに決まります。指定校推薦入試やAO入試で大学に入学すると一般入試の生徒たちよりも早くに受験から解放されます。その結果、高校に内緒のアルバイト、旅行、勉強など実に様々な事をする時間が生まれます。

受験料が安くて済む

→ 特に指定校推薦の場合になりますが、受験する大学の数が少なくて済むので受験料がめちゃくちゃ安く済みます。下手をすれば一般入試の受験料の10分の1くらいで済みます。

学力試験がないので勉強ができなくても合格する

→ 指定校推薦入試やAO入試は一部の大学を除いて学力試験を課せられないので、評定平均値、活動記録、小論文、面接がよければ大学に合格することができます。なので、学校の定期テストが得意や学校や学校外の活動で成果を出している生徒にはおススメです。

指定校推薦入試やAO入試のデメリット

合格後勉強しなくなり、明らかな学力差が目立つ

→指定校推薦入試やAO入試合格後に勉強しなくなる生徒は大量にいます。しかも、こういう生徒に限って大学に入学しても高校生の延長線上で大学に入っても勉強しないので、大学での成績が異常に低かったりします。その結果、GPAが1.0を割れてしまったり、ゼミの選考試験でも脱落します。下手をすれば、成績不振で留年や退学になってしまうこともあります。なので、指定校推薦入試やAO入試で入っても気を抜かずにしっかりと勉強する部分は勉強してください。

もっと偏差値の高い大学に行くチャンスを逃す

→現役生にあるあるなのですが、しっかりと正しく勉強すれば現役生の成績が11月頃から急激に伸びることがあるのです。ところが、指定校推薦入試やAO入試で大学を決めてしまったので(指定校推薦入試やAO入試は基本的に専願です)、生徒の成績が伸びていても今から偏差値の高い大学を受験することができないのです。しかも、指定校推薦入試の場合は大学との関係で成り立っているので、大学に入ってから仮面浪人をして大学を受験し直すということになると、出身高校にも迷惑をかけることになり、下手をすれば高校に割り当てられる指定校推薦入試の人数が減らされることになります。

就職活動で意外にも指定校推薦入試やAO入試で入学が場合によってはデメリットになる

→指定校推薦入試やAO入試で入学した生徒が学力が低い可能性が高いということを企業の人事担当者に知られていることがあります。しかも、 会社や担当者によっては指定校推薦入試やAO入試のことを面接で言っただけで不合格になることもあります。これって指定校推薦入試やAO入試の学生に対する差別じゃないと思われる人もいるかもしれませんが、私も指定校推薦入試やAO入試の学生を就職試験で面接したことがあるのですが、なぜか、指定校推薦入試やAO入試の生徒は面接しても内容が薄かったり、日本語の語彙力が少ない傾向にあるので同じ大学でも一般入試の生徒よりも見劣りします。ただ、私は個人的に思うのですが、学生を指定校推薦入試やAO入試で判断するのはどうかなと思います。

まとめ

→指定校推薦入試やAO入試って早い時期に合格がもらえたり、受験料が安かったり、学力試験がないので勉強ができなくても合格するメリットがあります。一方で、あまり知られていないかもしれませんが、指定校推薦入試やAO入試にはチャンスを逃すことや就職活動でもデメリットもあります。なので、指定校推薦入試やAO入試で受験する際はメリットとデメリットを踏まえたうえで受験することをお勧めします。

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