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[禁断]高校の進路指導部って実際に仕事何しているのをリアルに書いた!

みなさん。こんにちは
最近、とある生徒に進路指導部って結局のところ何をしているのかよく分からないというお話を受けました。私も学校に勤めていて思うのですが、意外と進路指導部って保護者の方や生徒の方が思っているものとは違うので、今回は進路指導部が何をしているのかについて本音で書いてみます。学校によっても違うのですが、私の場合で書いてみます。

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進路指導部ってどんな先生が配属される可能性が高いの?

→ 学校や地域にもよりますが、管理職に上がる可能性が高い部署というのが暗黙にあって、その部署は教務部(システム部も含め)と生徒指導部、総務部の3つなのです。実は進路指導部って学校の中では出世コースじゃなかったりすることがあります。進路指導部の仕事もめちゃくちゃ難しい仕事があるわけでもなく、実は誰でもできます。その結果、仕事ができる人が配属される可能性が高くなく、むしろ、楽をしたい人、仕事が普通な人、メンタルの状況がよくない先生、定年を超えた再任用の先生が配属される傾向にあります。逆に、民間企業経験者は学校の先生と進路の考え方に対してもめる危険性があるので進路指導部に配属される可能性は低いです。

集約関係

郵便物やメールの仕分け

学校に来て驚いたのですが、進路関係の資料や営業のお知らせって各方面からメールや紙で大量に来ます。ちなみに、1週間くらい学校のポストを放置しておくとポストがパンパンになります。このようなお知らせで、どの先生にどの資料を渡せばいいのかを仕分けるのが進路指導部です。

模擬テストの監督表および誘導業務

これも意外だったのですが、進路指導部が模擬テストの先生の監督表を作ります。また、模試の問題の受け取り業務も行ったりします。また、模擬試験のリスニングテストの準備や教室手配なども行います。

事務処理関係

受験校の集約

誰がどこの大学・短大・専門学校、会社を受験するのかについて評定平均とともに進路指導部で集約します。そして、その後、合否結果もまとめ、インターネット上に掲載するための合格実績を作成します。

就職求人の掲載(進学校[自称も含め]は除く)

基本的に高校生の就活は学校の独自案件と縁故採用など以外はハローワークを経由して行うことが多いです。その際に、どのような求人があるかがハローワークから来るのでその求人をファイルにまとめたり、生徒が閲覧できる状態を作ります。

共通テストの願書のチェック

→ 学校にもよりますが、共通テストは現役生の場合基本的に高校から一括して出願します。生徒って共通テストという重要な願書でも意外にもミスをします。その出願の前に生徒の記入漏れやミスがないかをチェックするのも実は進路の担当の先生の仕事なのです。

進路の冊子の作成

みなさんが何気に読んでいる進路の冊子の作成は実は進路指導部で作成されています。ただ、あの冊子って大学・短大入試の制度が微妙に変わったり(特に私立大学)するので、使いまわしができないのです。あと、高校生の就職活動も年ごとに少しずつ変わってきます。進路指導部で実はこういった変更を踏まえて、このような冊子を作成しています。

進路のイベント・面談関係

進路指導主催の進路説明会

これは進路とついているから、進路指導部の仕事というのはピンときます。これ、一見楽そうに見えるのですが、事前にどういう分野の先生を呼ぶのかを進路関係のイベント会社に話をしたり、どの生徒がどの分野を希望しているのかを事前に集計します。また、当日はどのような流れで進路説明会をするのかの計画も立てたりします。

面接練習

→学校によって違うのですが、進路指導部ではAO入試や指定校推薦入試、会社面接の練習を進路指導部の先生で行ったりします。その練習のための問答集を進路指導部で作成したりします。ただ、面接練習も進路の先生によってあたり外れが凄まじくあったりしますので注意が必要です。

まとめ

→ これ以外にも進路指導部には様々な仕事がありますが、実は単純な作業が多かったりします。なので、実態は進路関係の事務処理の部署という認識の方がいいのかもしれません。ただ、進路のことを相談するときに誰に相談したらいいのかといえば、実は担任の先生だったりします。なので、進路という名前がついている部署なだけで、先生たちが社会経験をたくさんしてきたわけではないですし、進路指導のプロかと言えばそういうわけではないので注意が必要です。

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