みなさん こんにちは
最近、冬の寒さが一層厳しくなり、私は布団が手放すことができなくなってきました。
それが原因なのかは分からないのですが、この時期になると学校に来ることが難しくなる生徒が増えてきます。ただ、この時期だけなら進級や単位に大きな影響をまだ及ぼさないのですが、以前からの積み重ねで学校に来れない日数が増えると、進級に差し支えたり、進路に影響を及ぼす可能性が高まります。
そこで、高校によっては担任の先生がこの時期から生徒や保護者と面談をし、次年度どうするのかについてお話をしたりします。その中で、学校を通信制高校に転校することをお勧めされたりすることがあるんです。ただ、通信制高校って学費が高かったりして保護者の方の意外な負担になったりします。今回は高校で不登校になった生徒の次の学校の見つけ方に説明してみます。
そもそも不登校とは
→ なんで、うちのこどもだけ不登校って思っている保護者の方が意外にもいらっしゃるのですが、世の中を見渡すと不登校の生徒って意外にたくさんいます。少し古いデータになりますが、R2年の文部科学省のデータだと不登校の高校生って約50,000人も全国にいるのです。
https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf
不登校って実に理由(いじめ、親のDV、学校が荒れている、コロナ後遺症など)が様々なので、一概にはこれとは言えないのです。学校の先生でも学校に行くのが正常という考えの人もいますが、別に学校に毎日通わなくても高校は卒業できるようになってきています。私の教えてきた不登校の生徒も大学(B社の偏差値で60レベル)に進学できています。あとは、コロナの影響もあり、リモートワークが進んでいる業界もありますので、会社に出社しなくてはいけない会社も出てきています。
高校で不登校になった生徒の次の学校の見つける基準
→これも不登校の生徒によって異なるので一概には言えないのですが、これまでの不登校の生徒を様々見てきてこういう基準だと上手くいったのでその経験を説明してみようと思います。
週にどのくらい学校に登校しなくてはいけないかどうか?
→不登校の生徒に学校に週に何度も通わないといけないタイプの高校を学校の先生ですらお勧めしてしまうことがあるのです。よく考えてもらえれば分かる話なのですが、何らかしらの理由があって学校に来れていないから不登校になっている可能性があるので、状況にもよりますが個人的には不登校の生徒に昼間のスクーリング(学校に通うこと)重視の学校はおススメできません(夜間の高校など例外はあります)。ただ、不登校の生徒にスクーリングがダメとか言っているわけではなく、スクーリングがあるならどのくらいスクーリングがあるかを把握した上で高校選びをすることをお勧めします。あと、今の全日制高校には雰囲気が合ってなかったが、全日制の高校に転校して上手くいった場合もあるので一概には言えません。
学費について
→学費も私立の通信制だと高校によっては高額だったりします。不登校の高校生ってお金がかかるなと思われている人も意外にも多いです。ただ、世の中をみると実は公立の通信制高校もあったりして、学費も非常に安かったりします。但し、公立の通信制高校は入学時期を気を付けないと入学できなかったり(だいたいは、4月入学)、一人の先生が担当する生徒数が多いので、きめ細かいサポートを求める人には不向きだったりします。
不登校の高校生なら実際にこういう高校なら通うことができる
通信制、単位制高校
→ これは既にご存知かもしれませんが、通信制高校は基本的に毎日学校に行く必要がない(基本的に、スクーリングの日に学校に行く形になる)ので不登校の生徒には非常に精神的にも体力的にも楽です。遠方からも通うことができます。但し、通信制高校の場合は単位制になっていることが多く、1単位毎に○○円となっています(例えば、1単位3,000円の学校の場合で数学1[3単位]を履修すると、数学1だけで9,000円かかります)。たくさんの教科を履修しないといけないとなると単位数が結果的に増えてしまうので学費が上がってしまいます。逆に、高校2年生、高校3年生である程度単位を持っている場合は通信制高校に行くと少ない単位で卒業できます。
定時制公立高校
→ 定時制公立高校ってギラギラしている勤労学生や暴走族で少し暴れてきていたなどキャラの濃いい生徒の集まりのイメージが強いらしいのですが、全然現在はそんなことはありません。むしろ、キャラの濃い生徒は逆に減ってきていて、最近だと中卒の生徒で高校は卒業しておきたい人や不登校の生徒が増えてきています。しかも、定時制公立高校は全日制高校よりも学費がずっと安く、学校(地域にもよる)によっては給食も食べることができたりします。あと、授業も少人数制なので、先生との距離も近いです。頑張り次第では全然大学に進学できますし、実際にそのような生徒をみてきました。学校が夕方の17:30から始まったりするので、通勤ラッシュに巻き込まれないので、朝が起きれない起立性障害の生徒や不登校の生徒にはおススメです。
まとめ
→不登校の生徒って世の中にはたくさんいらっしゃいますのでまずは心配は不要です。その上で、自分に合った高校をみつければ、次の高校では上手くいく可能性が高まります。私なりではありますがこれまでの経験を基に不登校の生徒がどういう高校を選べばいいのかについての基準も書いてみましたので参考になればいいなと思います。あと、視野を広げてみると不登校の生徒って世の中には実は受け入れ先があったりするので、視野を広く持つこともお勧めです。
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