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難関国立大学のAO入試[推薦入試]にどんな生徒が合格するのか?

国立大学にはAO入試というのがあります。進学校(自称進学校も含めて)でも国立大学のAO入試に取り組む学校が増えてきました。教育の営業の方もこういった情報を高校に持ってくるようになりました。その結果、国立大学のAO入試の合格ラインが上がっていると考えています。今回は、国立大学のAO入試にどんな生徒が合格できるかについて他の学校の先生と雑談的に話したことを基に難関国立大学の場合で本音で書いてみようと思います。ただ、あくまでも過去のことなので、状況は変わっていると思います。なので、国立大学のAO入試を受ける際には各自でリサーチを強くお勧めします。

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とある生徒Aの場合

この生徒は不登校に関する興味、関心が高く、自分で本を読み、課外活動で自主的に不登校に関する活動や発表を行い、論文が書けるレベルまで考えを深めた。また、不登校への興味で終わらず、社会と繋げて考え、自分の知見がどう社会に生かすことができるのかを考える姿勢まで見えた。研究に関する受賞歴は無いものの、大学の先生の興味を引いた。調査書の評定平均値は5段階で4.5くらい。共通テストは86%。この大学側から求められている共通テストの成績も85%以上。ちなみに、この生徒はAO入試で不合格の場合は一般入試でも合格できるレベルにあった。

とある生徒Bの場合

とある英語関係の大会で全国3位。海外経験は2年程度行っている。文部科学省から指定されている理数教育の重点校で探求学習もしていた。なので、プレゼンテーションとディベートも日本語と英語でできていた。調査書の評定平均値は5段階で4.3くらい。共通テストは82%くらい。ちなみに、この生徒もAO入試で不合格の場合は一般入試でも合格できるレベルにあった。

まとめ

大学にもよるとは思いますが、難関国立大学のAO入試の場合は学力的にも、入学時点からどの教科も一般入試でも十分上位で合格できるレベルの生徒が受験しているような気がします。その上で、自分の専門分野を大学生もしくはそれ以上までに高校生のうちから高めています。受賞歴もあったほうがいい可能性もあります。プレゼンテーションやディベートが日本語(場合によっては英語)ででき、その結果面接の受け答えができるような気がします。面接も大学の面接官はめちゃくちゃ細かくみられている思います。というのは、高校の面接練習段階で合格が厳しいかもなという生徒はことごとく不合格になります。なので、難関国立大学のAO入試の場合はハードルの高い専門性と高い学力が必要だと思われます。実は一般入試のほうが入学しやすいような気がします。難関国立大学のAO入試は用意に時間がかかる気もします。

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