みなさんこんにちは
最近、高校に勤めていて思うのが、私が高校生だった頃よりも進路の幅が増えているというのを非常に感じるようになりました。
更に、私が高校生だった頃は海外の大学に進学して卒業するという選択肢をとる人はほぼいなかったのですが、最近では高校を卒業後に海外の大学に進学して卒業をしようとする人が増えてきているような気がします。それも進学校や進学校でなくても海外の大学を目指す人が増えていますが分からないことも結構あったりします。今回は米国の大学に絞って、大学留学をするためにどんな準備をしなくてはいけないのかという概要を説明したいと思います。もちろん、各大学によって必要なものは違うので、必ず出願する前に確認しておきましょう。
英語の成績証明書
これ日本の大学入試だとAO入試、指定校推薦入試、公募推薦入試なら重要視されますが、一般入試だと重視されません。ところが、アメリカの大学に行くのであれば重視されます。特に、アメリカの難しい有名大学であるハーバード大学、イエール大学、UCバークレ、UCLAなどの有名難関大学を希望する場合には英語の成績証明書が必要ですし、成績の5段階評価だとオール5(4段階評価だとオール4)が必要になります。難しい有名大学でなくても成績の5段階評価だと4.3以上(4段階評価だと3.6以上)が必要になったりします。しかも、これって日頃の積み重ねになりますので普段から努力をしましょう。あと、成績証明書は英語での発行になり、担任の先生が書くことになることが多いので遅くても3週間前には担任の先生にお伝えください。
エッセー(小論文)
これも大学によって一概に言えないのですが、だいたい多いのは、これまでどんな活動(校内、校外問わず)をしてきて、どんな成果や学びがあったのか、なぜ、この大学のこの学部なのかを英語で詳細に書かないといけません。しかも、日本語と違って、英語でエッセーを書く際にはパラグラフのルールだったり、書く時のコツがあったりします。もし、このことについて気になることがあれば誰に相談すればいいのかと言えば、留学経験があってこのような海外の大学のエッセーを書いたことがあったり、指導したことがある先生になります。
SATとTOEFL IBT
SATの試験は簡単に言うと、アメリカにいる人がアメリカの大学に入るための試験です。イメージとしてはアメリカ版センター試験だと思っていただければいいと思います。教科は英語と数学です。ちなみに、SATの数学に関しては用語が分かれば難しくはないので、高得点を獲得できる可能性が高くなります。ところが、英語に関しては長文も文法の問題も日本人にとっては易しいとは言い難く、単語も難しめです。ただ、努力をすれば点数は上がりますが、アメリカにいる人ほど点数を取るのは相当な努力が必要です。
TOEFL IBTの試験を簡単に言うと、アメリカ以外の人がアメリカの大学に入るための語学試験です。イメージとしては日本語検定のアメリカ版だと思っていただければと思います。内容は、長文、聞き取り、ライティング、スピーキングです。ちなみに、この試験は一つ一つの問題が長くて、短時間で処理をしないといけないので、日本人には結構しんどかったりします。申し込みはインターネットからできます。試験拘束時間はパソコンで試験を行うため、人によって違うのですが、約3時間くらいの試験時間です。早めの準備が必要です。
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