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大学の付属高校と大学の系列高校で進学先は実際違います!

みなさん こんにちは
今回は中学校3年生から高校を選ぶ際に大学がついているほうが大学受験をしないで済むのですが、「○○大学の付属高校と○○大学の系列高校」の違いがよく分からないという質問を受けました。今回は大学の付属高校と大学の系列高校の違いについての実際を書いてみようと思います。ただ、学校や地域によって呼び名が多少違う部分もありますので、必ずオープンスクールや説明会で確認されることを強くお勧めします。

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大学の付属高校と大学の系列高校(系属校、グループ校)の意味の違いは?

→高校のパンフレットをよく見ると、大学の付属高校や大学の系列高校だったり細かく書いてあったりします。ただ、これらの言葉は高等学校は実はしっかりと使い分けていることがあります。最近だと大学の系列高校呼び名がグループ校と呼ばれたりすることもあります。この部分ではこれらの言葉の意味の違いについて語ります。

私立大学の付属高校

→大学の付属校は文字通り、希望すれば高校からエスカレーターで大学に進学することができます。高校受験では親や中学生に人気があり高校に入学する時点でかなりの学力が求められるカテゴリーになることがあります。最近だと、高校によっては大学にあがるときに無試験でなく試験がありますが、試験も公募推薦入試や一般入試に比べると簡単だったりしますし、希望さえすれば付属の大学に行くことができます。普段の定期テストをしっかりとこなし評定平均値もよっぽど低くなければ私立大学の付属高校で大学に行くことはできます。但し、素行が悪い(カンニング、暴力、万引き、犯罪行為など)と進学が取り消されることもあります。学校によって方針は違うので注意が必要です。

私立大学の系列高校(系属校、グループ校)

→私立大学の系列高校は付属高校と意味が一緒に捉えられがちですが、実は違うかったりします。基本的には希望すれば系列の元である私立大学に行くことが必ずしもできるわけではないのです。分かりやすく言えば、公募推薦入試や一般入試を受けて系列の元である私立大学に行くことになります。希望さえすれば入学できるわけでもなく基準を下回っていると不合格になります。ただ、系列校の場合、学校にもよりますが、公募推薦入試や一般入試において追加点と言う形になります。なので、イメージとしては公募推薦入試や一般入試で追加点が最初からもらえる感じだと思ってもらえれば分かりやすいです。

国公立大学の付属高校

→国公立大学にも付属高校が地域によってはあります。分かりやすい例で言えば、○○教育大学付属○○高等学校みたいな感じです。こちらは国公立大学ということもあり無試験ではなく試験がありますし、試験も共通テストと2次試験がありますので、試験の内容も特別に簡単なわけではないです。学力が足らなければ不合格になり付属の大学に入学できるわけではないです。

大学の付属高校と大学の系列高校(系属校、グループ校)で学校の雰囲気や生徒の質は違う?

→大学の付属高校と大学の系列高校(系属校、グループ校)で意味合いが違うことや国公立大学の大学付属とは全然違ったりします。それなら学校の雰囲気や生徒の質も変わってくるのではと思われた人もいるので、学校の雰囲気や生徒の質について説明してみます。もちろん、学校によって違う部分も大きいので参考になればと思います。

私立大学の付属高校の例

→私立大学の付属高校を事例にすると高校受験までは非常に勉強している層になります。ところが、私立大学が付属していることもあり勉強せずにやっていけることが高校生活を通じて楽に流されていくことがあります。あと、中学受験をしてエスカレーターで上がった生徒は高校でダレてしまうこともありますので、ダレる空気を受けます。授業も進学校みたいな授業よりも偏差値で測れない総合探求みたいな授業です。そんな中でも、楽を受け入れず自ら頑張って付属の私立大学に進学せず、難関国公立大学や医歯薬を目指す生徒も少数かもしれませんがいます(学校にもよります)。なので、生徒にもよります。

私立大学の系列高校の例

→付属の私立大学に進学が確約されているわけではないので他の私立高校同様勉強します。進路も様々で系列の私立大学に進学する生徒もいれば、他の私立大学や難関国公立大学や医歯薬を目指したりします。授業のスピードはコースによって違い、ハイレベルなコースだと進学校みたいな授業スピードなんてこともあります。入学時の学年の平均成績は私立大学の付属高校よりも劣る部分はあるかもしれませんが、卒業時にはしっかりとした進路になっていることが学校にもよりますが多かったりします。浪人は少ないイメージです。

国公立大学の付属高校の例

→高校受験までは非常に勉強している層になります。生徒の学力レベルは全体的に高めです。高校に入ってからも勉強する層はめちゃくちゃ勉強しますし、自分の行きたい大学を目指します。浪人も時と場合によってはします。授業は進学校レベルで結構早いですが、自学自習ができる生徒が多いので自学自習もしますし、場合によっては進学塾に行って予習していることもあります。

大学の付属高校と大学の系列高校の意味を取り違えて受験するとどうなる?(私立編)

→大学の付属高校と大学の系列高校は意味合いが違うというお話をしたのですが、進路の先生でも間違えることはあります。大学の系列高校だと思っていたら実は大学の付属高校だったならラッキーなのかもしれませんが、逆だったら大変だったりします。というのは大学の系列高校となるとなると希望しても必ずその大学に入学できるかどうかが分からなくなってしまいます。

私立大学の付属高校に向いている人、向いていない人

→これを見ていると私立大学の付属高校が素晴らしいと思う人も多いかもしれませんが、こういう学校に合う人と合わない人もいます。今回は私立大学の付属高校に向いている人と向いていない人について語ります。尚、私立大学の系列高校はどちらかといえば一般的な私立高校に似ているので割愛します。

向いている人

→今を楽しみたい人や青春を謳歌したい人には私立大学の付属高校はおススメです。というのは、大学受験というストレスや時間に悩まされずに済む可能性が高いからです。私立大学の付属高校に通っている人でこういうことをやりたいとかが決まっている人は時間が存分に取れるのでおすすめだったりします。私立の学校によっては懇親会が頻繁に行われるので、家族も含め社交的でないといけない場合もあります。

向いていない人

→難関国公立大学志望や医歯薬関係の大学を目指すとなると私立大学の付属高校は難しかったりします。というのは、私立大学の付属高校はエスカレーターで基本的には進学できるのですが他の人が部活や活動で楽しんでいる間に勉強する必要があります。加えて、私立大学の付属高校は勉強のレベルがどうしても内部進学向けになってしまい、難関国公立大学志望や医歯薬関係の大学を目指すと非常に難しくなります。

まとめ

→大学の付属高校と大学の系列高校で進学の大変さは実際違いますし、私立の附属高校と国公立の附属高校でもまた変わってきます。学校環境や友人の関係性も異なります。なので、しっかりとHPも含めて確認する必要があります。大学の付属高校と大学の系列高校にしてもどちらもいい面と悪い面がありますし、お子様によって合う、合わないがあります。後悔しないためにも大学の付属高校と大学の系列高校の意味をしっかりと理解して進路選択をすることをお勧めします。

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