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5分でわかる!定員割れの大学・短大、専門学校の実態

みなさん こんにちは
Kです。

最近、新聞を見ていると定員割れの大学・短大、専門学校の募集停止がニュースになっていることが多かったりします。少子化と言うこともありますし、私個人的には大学・短大、専門学校の数が多すぎる気がします。ただ、気になるのが定員割れの大学・短大、専門学校の実態って実際のところどうなっているのかについて書かれていることがないので今回は書いてみようと思います。

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定員割れの大学・短大、専門学校の現状

→色々な考え方があるのですが、少子化と言うこともあり定員割れの大学・短大、専門学校は増えています。「令和6年度私立大学・短期大学等入学志願動向」のデータによると約6割の私立大学・短期大学で定員割れが起きています。この傾向は今後も少子化の可能性が高いので続く傾向にあります。資料はこちら

定員割れの大学・短大、専門学校の実態

→簡単に言うと、募集定員に対して学生が集まっていない状態のことです。おそらくこういうことが起きているのではないのかなと思っている人もいるとは思うのですがあたっています。ただ、それだけではなかったりもします。この記事ではそういった部分についても書いてみます。

経営状況がよくなくなる

→大学・短大、専門学校にもよるのですが、大学・短大、専門学校の運営って意外にも運営費、人件費、広告費などで意外にもコストがかかります。大学・短大、専門学校でも研究費の獲得が上手くいっていたり産学連携のできる学校はいいのですが、あまりうまくいっていない学校だと入学金や受験料が財源になっていると過言ではない学校もあります。    定員割れを起こすと研究ができなかったり、運営費、人件費、広告費を割くことができなくなったりします。ただ、私立の大学・短大、専門学校によっては付属や系列の中学校や高校を持っている場合がありトータルの経営になっていることがあります。なので、定員割れを起こしたからといってすぐに廃校にはならないです。

先生が逃げる危険性がある

→ただ、研究の環境が悪くなったり、人件費が安くなったりの条件が悪くなると優秀な先生は他の学校にポストを求めて転出してしまうこともあります。それが相次ぐと大学・短大、専門学校全体の質が低下する恐れがあります。学部によっては就職先も変わってくる可能性があります。

学校が閉校や廃校になる可能性がある

→私立の大学・短大、専門学校によっては付属や系列の中学校や高校があるので私立の大学・短大、専門学校の定員割れを起こしてすぐに閉校や廃校になることはありません。ただ、私立の大学・短大、専門学校の採算が何年にも続き赤字になると学校が閉校や廃校になる危険性が高まりますし実際に閉校や廃校になるケースもあります。

定員割れに対して大学・短大、専門学校はどう対策をとるの?

→そうは言っても、定員割れを防ぐために対して大学・短大、専門学校はどのようなことをしているのか気になりませんか。今回は定員割れに対して大学・短大、専門学校はどのような対策をとっているかについて書いてみます。

学費を安くする(特待も含め)

→私立だと学費を安くすることがありますし、学校によっては特待の枠を作って優秀な学生を囲むこともあります。優秀な学生が就職実績を作ってくれるので表面的に就職は高校生にとってはよく見えます。一方で、学費を安くすると設備投資ができなかったり、特待生をとると特待に学校の資源を割くことになるので長期的には学校の教育の質が低迷する危険性があります。

特徴を明らかにする

→定員割れの大学・短大、専門学校になると学部や学科の再編を行うことがあります。学校によっては時代のトレンドに合わせたものを行ったりします。ただ、長期視点に立たず短期的で客寄せパンダ的な学部や学科の再編は学校の運営に長期的な目線で見ると危険ですし、学生の就職が危険になる可能性もあります。

高校訪問や広告を出す

→認知度がそもそも低く定員割れの大学・短大、専門学校になると高校訪問に行って認知度を上げることをします。あとは私立だと広告を出したりすることもあります。

学生側からみた定員割れの大学・短大、専門学校について

→学生側からすると定員割れの大学・短大、専門学校っていつなくなるか分からないと感じる一方で入学しやすそうだなと感じる学生もいたりします。

デメリット

→やはり、いつなくなる可能性があるか分からないのがデメリットとして感じられる可能性があります。あとは定員割れの大学・短大、専門学校だと施設面だったり就職のサポートが実際にどのようになっているのかについて不安になることが多いと思います。

メリット

→一方で、定員割れの大学・短大、専門学校に対してはメリットがあります。それは入りやすい、奨学金や入学金免除などが充実しているころもあり少人数なので先生が目がかけやすかったりします。あとは、レアなのですが、定員割れの大学・短大、専門学校にあえて入学して大きな大学が買うのを期待するというものです。少し実際とは違うのですがイメージとしては関西学院大学と聖和大学が法人合併したようなことです。

まとめ

→定員割れの大学・短大、専門学校の現状と実態について語ったのですが、定員割れの大学・短大、専門学校はすぐに学校が閉校や廃校になることは可能性としては高くはありません。ただ、長期的に大学・短大、専門学校が定員割れになってくると閉校や廃校はあり得ます。デメリットも大きく見てしまいがちですが、メリットもあります。

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