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「自称進学校の学校生活がヤバい」についての解説をしてみた

みなさん こんにちは
以前にこのブログでも自称進学校について書いたのですが、最近、こんな動画がありました。私もこの動画を見て、なるほどと思ったのですが、そもそもなんで自称進学校ってこんなことになるのかって気になりませんか。今回はその解説を分かりやすく簡単に説明しようと思います。

もちろん、全ての先生がそうではないですし、素晴らしい先生もたくさんいらっしゃいます。

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自称進学校の先生は本気でこう思っています!

内職で怒るのは自分の授業がスゴイと思っている先生が多いのは本当!

→ 自称進学校で内職で怒る先生はめちゃくちゃ多いです。それはなぜかと言えば、自分が高学歴で自分の授業が最強だと思っているからと教員の採用の試験に合格したという自信があるからです。しかも、そういうタイプの先生が自称進学校には集められている傾向にあります。もちろん、進学校にもそういう先生はいますし、私もみたことがあります。ただ、よくよく考えてみたら分かるのですが、自称進学校も学校なので生徒も国立大学、私立大学、短大、専門学校、就職など様々な方面に進みます。しかも、各学校によって入試問題、入試傾向、入試の配点は異なるので、一斉授業はそもそも向かないのです(特に高校3年生)。なので、私も高校3年生だと自習の時間をなるべく多くとるようにしていますし、内職についても注意はしません。
ただ、私も授業中の内職で注意することはあります。それは、授業中の内職でスマホでゲームしている生徒やネットで漫画やSNSをしている生徒で誰がみていても勉強していない生徒です。あと、他人に明らかに迷惑になる音量で私語をする生徒もです。しかも、そういう生徒が友人と授業中にSNSをしていてSNS上で喧嘩して、特別指導が入るケースも過去にありました。ちなみに、そういう時には、授業担当者も生徒指導部から注意されますし、生徒の自習とか内職はやめるように注意してくれと言われます。

自称進学校は先生が生徒を信用していない

→ 私は8、9時間目の強制授業、エンドレス追試(小テスト合格点に達するまで帰れません)、夏休み、冬休み、春休みに生徒を学校に来させて強制的に授業を受けさせることは勉強効率が上がらないので、無駄だと個人的には思っています。生徒も眠そうです。しかも、教員側も家に早く帰りにくい雰囲気になるので個人的には嫌ですし、私は何度か無駄なものは廃止する方向でという話をしたことはあります。ところが、多くの自称進学校の先生って生徒のことを全然信用していない人が多くて、強制的にやらないと生徒たちが家でスマホ、ゲーム、SNS、テレビなどに没頭して勉強できないし、塾に行っても勉強ではなく友人や恋人を作りに行くだけでいみがないと思っていますし、私は何度もそのことを言われました。しかも、こういう先生たちって任意という言葉(生徒の主体性)を異様に毛嫌いしていて、先生たちがやって生徒にあげなくちゃと思っているのです。その結果、生徒たちは復習も予習もする時間もなく、宿題もままならなくなり、答えを丸写し(写経状況)になってしまうのです。たくさんの宿題を出したり、授業しているからと言って成績も伸びるわけでもありません。

部活をすれば更に地獄!

→たまたまなのかもしれませんが、自称進学校ってなぜか体育の先生が熱心すぎる人が多い気がします。なので、学校の会議でも体育の先生(特に部活とかで全国大会に出場経験あり)が非常にパワーを持っていたりします。私が見ていても体育の授業が明らかにハード(マラソン50分とか)ですし、部活も土曜日、日曜日、祝日もするので体力的に消耗します。しかも、精神論が好きな傾向にあるので、部活で精神を鍛えて、大学入試だみたいなことも平気で行われています。その結果、生徒はバテます。

地方でもいいから何としてでも国公立大学、それが無理なら関関同立以上

→これは動画でもありますが、東京や関西の有名私大に行きたい生徒を地方国立・公立大学に進路変更させることは自称進学校では当然のように行われています(これも先生によるので一概には言えません)。これもいくつかの理由があって、動画の中にもありますが、都道府県や教育委員会が重視することがあります(暗黙の場合もある)。それに伴い、学校の助成金や研究費などの割り当ても暗黙で変わってきます。一方で、保護者の方や本人は地元志向が強いことが多いのです。なので、学校に来る業者さんに地方国立・公立大学の魅力を語るセミナーを進路説明会でやってもらったりして、保護者や生徒に地方国立・公立大学に進路変更をしてもらえる方向にもっていきます。ちなみに、「東京や関西の有名私大に行きたい生徒を地方国立・公立大学に変更お願いします」みたいなことを校内メールや職員会議でもお偉い先生はお話をしますし、学校経営目標に盛り込まれていることも多々あります。あと、学校によっては国公立大学だけでなく、関関同立以上の目標でも同じことをしています。動画でも述べられていますが、私も本人が地方国立・公立大学に行きたい意志があればいいのですが、学校の先生が進路をゆがめるのはどうかなと思います。

この動画にはなかったけど、自称進学校ここがヤバいと思う(番外編)

英検が大好きすぎる

→英検を受験して合格することは素晴らしいことです。ところが、異常に英検を生徒にすすめた結果、生徒が英語だけで勉強量でアップアップになり、バテテしまうのです。しかも、私の経験上、そういう学校には必ずと言っていいほど英検の賞が事務室の入り口などの校内・校外の人が見て目に見えることろに飾ってあります。
とある生徒Aの例だと第一志望校が京都大学の理系を一般入試で志望している生徒(英語、数学を始めとして成績優秀で模試でもトップクラスでこのままのペースでいけば合格する可能性は高い)に将来に役立つからと言って、高校2年生から英検準1級と英検1級の勉強を先生が勧めるという名の強制をし始めたのです。すると、英検の勉強ばっかり時間を取られてしまい、肝心な高校生としての勉強が疎かになり、大学に合わせた演習や過去問演習も疎かになってしまい、第一志望に不合格になってしまい、地方国立大学になってしまったのです(偏差値帯だとB社で55レベル)。この生徒は英検準1級には合格しましたが。何が言いたいのかというと、スーパーサイヤ人級の人を除いて、高校生には体力や勉強量の限界というものがあるのです。睡眠も大切です。しかも、大学受験は教科数も多いですし、勉強する範囲も広いのです。極力無駄を割かないと、やはり時間がないのです。ちなみに、その年には他校で英検2級の生徒で学校の言うことも聞かずに高校生の勉強をしていた生徒Bはちゃんと京都大学に合格していたと他校の先生に教えてもらいました(生徒Aよりも高2の模試の成績は低かったです)。

指定校推薦入試やAO入試なら分からない気もないが、一般入試に必要とは思えない資格取得

→例えば、将来に役に立つからという意味不明な理由や大学受験に役立つからという不明な根拠が理由で日本語検定や数学検定などの検定試験を生徒に受験させたがります。指定校推薦入試やAO入試ならまだ分かるのですが、一般受験の生徒にも案内します。しかも、生徒に志望校を聞くと、日本語検定や数学検定が加点される大学を志望しているわけでもないのです。要は、生徒に無駄なことをさせているわけなのです。本当に高校生って時間が過ぎるのは早いですし、大学受験で求められる勉強量も多いのでできる限り無駄を省かないといけないのです。それなのに、これってどうなのかなと思います。もちろん、日本語検定や数学検定は素晴らしい資格ですし、持っていて損はないです。ただ、高校生は時間が短いので、その中で何をするのかが非常に大切なんです。

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