以前にも奨学金のことをこのブログでは書いたのですが、今回は違う切り口で書いてみます。
地方自治体の奨学金制度
都道府県や市町村でも独自に奨学金制度が設けられています。または、出身であることを条件に無利子で貸与されている場合が多く、給付・貸与型などの区別や支給額に関しては自治体によって異なります。公立大学ではその大学が設置されている地域出身者であれば学費が安くなる「地元出身者優遇制度」を設けている。申請の時期は年に1度。貸与は入学後に始まるが、入学手続き時に貸与してくれる奨学金もある。また他の奨学金と合わせて利用できない制度もあるので事前の確認が必要です。
地方自治体の奨学金制度の1例、大阪府「保育士就学資金貸付事業」(返済免除要件あり)
保育士を目指す人を対象に保育施設での修学のために必要な費用を貸付け、卒業後に保育士として大阪府内の保育所などの施設で5年間引き続き従事した場合、全額返還免除となる貸付制度。下に表もついているが、必ず確認はしてください。
http://www.osakafusyakyo.or.jp/fcenter/Cms/Public/topic/57
貸付 | 対象者 | 用途 | 貸付限度額 | 貸付限度期間 | 全額返還免除の主な条件 |
保育士 修学資金 | 保育士 要請施設で学ぶ人 | 学費、入学準備金、就職準備金 | 学費:5万円以内 入学準備金20万円以内 就職準備金20万円以内 | 2年間以内 | 卒業後5年間保育所等に従事 |
企業・団体の奨学金制度
多くの民間企業や団体が独自に設けているもので、特定の大学や学部で学ぶ人、成績優秀者、交通等遺児など、奨学金ごとに対象が異なります。申し込み時期は毎年募集、不定期募集、通年募集などもある。進学先の推薦が必要な場合も多い。また、申し込み方法も企業や団体に直接申し込む場合と進学先を通じて申し込む場合もある。基準審査も学業成績や論文など様々。他の奨学金と併用もできないこともあるので、事前の確認は必須。
新聞奨学生制度
新聞社の販売店で新聞配達、集金などの仕事をすることで、無利子で学費の貸与を受けれる制度。寮や食事付きのところもあり、勤務年数に応じて給与が支払われる。就業後、毎月給料と奨学金が支給される。学業成績による条件は特にないが、実習・演習が多い学部など就業が難しい場合には対象外となってしまう。
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