最近、とある生徒から学校紹介就職の履歴書の書き方が知りたいと連絡を受けました。結論からお伝えすると、大学生の新卒の就職活動とやり方は同じです。但し、高校からの学校紹介就職の場合、若干新卒の就職活動と違う面もありますので、その面を中心に注意事項として今回は書きます。
学校紹介就職の履歴書の書き方の前提
学校紹介を希望する人は「資格等」や「所属クラブ等」に書くための材料を集めておいてください。その上で高校からの学校紹介就職の練習用の履歴書(大阪の場合だと近畿高等学校統一用紙)に書いてみましょう。その際に、「志望の動機」以外を書いてください。
その後、受験企業が決まれば履歴書を書きます。この時に志望動機を書いてください。履歴書は自分のことを文字で表現してください。この資料に企業の人は目を通します。そして、その書き方によって第一印象が良くなったり、悪くなったりします。正確に丁寧に書いてください。1回ではなく何回も練習してから清書することをお勧めします。
履歴書提出までの大まかな流れ
大概の場合はこのような流れで履歴書提出を行いますが、学校にもよりますので必ず学校の指示に従ってください。
練習用履歴書作成→担任確認→清書→担任確認→提出(進路指導部)→最終確認
履歴書を書く際の注意点
- 必ず自分で書くこと(代筆は絶対ダメ)
- 所定の用紙(大阪府だと近畿高等学校統一用紙)を必ず使用すること
- 黒の油性ボールペンで必ず書くこと(残念ながら、消せるボールペンやパソコンは不可)
- 略字は使用しない。誤字・脱字には注意を払い、一字でも間違えたら新しく書きなおす
- ボールペンの誤字が消える砂消しゴムは使ってはいけない
- 写真は学校で撮影されたものを必ず使用します(プリクラは不可)。撮影当日は服装と頭髪は必ず注意。もし、学校で写真を撮影しない場合は必ず担任の先生か進路指導部の先生に確認すること
- 写真は枠内にゆがまないいようにきちんとスティックのり(水のり)で貼ること
- 履歴書の日付は担任の先生か進路の先生に確認してから記入する。というのは学校が発行する書類の日付と一致させるため
- ふりがなは「ひらがな」を用いる。カタカナは使用しない。
- 年齢は日付での満年齢を記載する(日常で年齢を聞かれたときに答えている年齢)
- <住所の番地は略称ではなく「〇丁目〇番○号」と記載する。連絡先は必要でない限りは記入しない/li>
- 指示がなければ履歴書の学歴は高校入学から卒業までを書く
- 履歴書の学校名は「○○県立○○高等学校」と正確に記入する。
- 職歴にアルバイトは入れない
- 資格等は資格名・主催者名・検定名は正式名称を持いて、取得順に記載する。同一の資格等は上位のもののみを記載
- 所属クラブ等は部活動だけでなく、委員会活動や生徒会活動についても学年ごとに記載する。部活動では部長(主将)・副部長(副主将)など、委員会活動では委員長・副委員長等も記載する。
- 志望の動機は採用側が特に注目する部分である。最初に希望職種を書き、その会社に入社したい理由をできるだけ詳細に心を込めて書く。
- 備考を除き、できるだけすべての欄を埋めるように努力する。本当になければ空欄にする。
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