みなさん こんにちは
以前にも少し書かせていただきましたが、私自身学校が変わりました。そして、授業も少人数クラス(20人)から大人数の40人もしくは40人以上のクラスの英語を担当することになりました。そんな中、非常に大きな変化がありましたので、今回は大人数授業のメリットデメリットを簡単に説明してみようと思います。
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メリット
先生との距離が遠いので嫌いな場合でも安心
→ これ結構大人数あるあるだなと思うのですが、40人に対して授業すると先生との心の距離は遠くなります。
なので、たとえ嫌いな先生にあたっても授業さえ耐えればあとはドライな人間関係で済みます。
宿題をしていなくても分からない
→ 先生も生徒の管理が難しくなるので大人数になると宿題や課題を提出する機会がどうしても減ります。学校の先生も丁寧にチェックが難しくなっています。その結果、学校に宿題をしていかなくてもバレないというメリットがあります(学力が下がる可能性も同時にある)。
友達ができやすい or 友達がいなくても浮かない
→ 1クラスの人数が多いと、似たような性格の生徒がいる確率も多く友達ができやすい環境にはなります。逆に友達がいなくてもクラスであまり浮きません。グループワークも大人数だとやりにくいので、グループワークのやらない先生も多いです。
施設がきれい、大きい、充実している
→ マンモス校って校舎も大規模ですし、学校自体が大きかったり、高層タワーみたいになっていることもあります。また、生徒数も多いと図書館の本も充実し、大学受験の問題集や赤本などが充実しています。
卒業生の人数が多く、就職活動で有利に働くことも
→マンモス校って人数が多いということなので、卒業生も多かったりします。就職活動をしていると同じ高校の先輩がOB・OGとして出てくることもありますし、会社の入社試験で引っ張ってくれたりすることもあります。ちなみに、大学同期のマンモス高校出身の友人は東証プライム(旧一部)企業に高校の先輩に引っ張ってもらって入社し経理部に配属されていました。もちろん、本人に実力もありましたが、新卒で経理部配属はなかなかないみたいです。
デメリット
先生の目が届きにくい。
→1クラス40人になってくると生徒一人一人がどのような感じなのかの把握がそもそも非常に難しいです。更に、生徒の個別的な対応は非常に難しくなってきます。私もこの学校に転勤してから生徒一人一人の学習の実態の把握には努めていますが、なかなか現実的にはできていない状況になっています。
落ちこぼれる危険性がある。
→偏差値が高い学校(高校の全国模試で65以上の偏差値)は大丈夫な可能性があるのですが、偏差値が65以下になれば個別のサポートが必要になってきます。生徒の状況が把握できてもサポートがしっかりとできない状況になります。そして、40人以上を超えるとできない生徒を置いていかざるを得ない状況になっています。教員にとっても生徒にとってもしんどくなります。大人数授業で落ちこぼれると塾(補習塾)に行く必要があります。公立、私立に関わらず意外に塾(補習塾)に行っている人はいます。
質問がしにくい
→学校にもよるとは思うのですが、大人数だと授業の分からない部分を質問しにくい環境にあります。あと、高校生の場合は他人にどう思われるのかを気にする年頃でもあります。なので、分からない部分は自分で解決するか塾に行く必要が出てきます。
まとめ
まとめると、大人数にはメリットもあればデメリットもあります。大人数は人と人の距離が遠い方がいいよという生徒には向いているかもしれません。一方で、少人数は人と人の距離が近い方がいいという人に向いているかもしれません。いずれにしても、最終的な選択は自分です。自分に合っている学校に行きましょう。もし、すでにマンモス校に通っている人は自分がどのように高校生活を過ごせばいいのかの参考になればいいなと思っています。あと、自称進学校はマンモス校の可能性が意外に高いです。
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