みなさん こんにちは
かずきです。
最近、世の中ではデータサイエンス学部、恐竜学部、デザイン学部だったり少子化にも関わらず大学はどんどん新しい学部を増やし続けているような学部を作っています。かと言えば、既存の学部を再統合はするにしても廃止まではしていなかったりします。今回は大学の新設学部について実際のところどうなっているのかについて気になる人も多いと思うので解説をしてみます。
大学の新設学部について
→大学が新設学部を設置するとバスとかの公共交通機関でもバリバリに宣伝されることもあります。イメージとかも一新されていて洗練されていることもあるのですが、実はとある学部の内容をピックアップして作った内容だったりします。ここでは大学の新設学部の背景について説明します。
そもそも、なぜ、新設学部を作るのか?
→以前の大学なら、授業もゆったりとして研究や指導もゆったりしてのんびりとした空気が流れていました。ところが、少子化の影響もあって、最近の大学は採算を求められることが多くなってしまうことも増えていますし研究費が学費原資になってしまっていることもあり、競争が激化する傾向にあります。大学としては受験者増加あわよくば入学者増加を目指すためにとにかく目立つことを考えている場合も多かったりします。目立つ施策の一環として新学部を作ることがあります。新設学部を設置すると国や自治体から予算が多くつく傾向にあるので予算目当てで新設の学部を作ることもあります。あとは、従来の枠組みでは大学の先生が研究に行き詰まったり、時代の流れで新設学部を設置する場合もあります。大学に新設学部を作る理由は大学によって違います。
新設学部の将来性
→どういう経緯で新設学部を作っているのかは各大学によって違います。新設学部ということなので将来性があるのかと言えば、正直未知数な部分が多いのが現実です。新設学部にはメリットもあればデメリットもあるので総合的な目線で見てもらえればいいと思います。
新設学部のメリットとデメリット
→新設学部ができた時には宣伝の効果もあり色々な人に認知されメリットは強調されることが多いのですが、デメリットはあまり言われないのが現実です。今回は新設学部のメリットとデメリットの両方について語ります。
メリット
→新規学部になると1期生の場合は特にそうなのですが1期生になれるメリットがあります。また、どこの大学でも新設学部には人・金・物全てに力を注ぎますので施設がよかったりきれかったりします。教授も非常に優秀な方が着任されるケースも多かったりします。
デメリット
→デメリットとしては先行きが不透明ということがあります。上手くいけば全然問題はないのですが新設学部は補助金や時流に左右されたりすることもあるので上手くいかないこともあります。数年で優秀な先生が他校に引き抜かれることもあります。しかも、優秀な先生で運営している学校は一気に体制が崩壊する危険性があります。1期生の場合カリキュラムに不具合やレベルの問題がどうしても出てきてしまいます。それに伴い、入試の制度が整備されずになりふり構わず学生を入試で合格させてしまい、一部の学生にはメリットあるけどそれ以外の学生はみたいなことを引き起こすのです。就職率も悪くなってしまうこともあります。これの厄介なのが、どんな偏差値帯の大学でも学部新設の委員の先生がしっかりとカリキュラム設計をしておかないとこのような事態に陥ります。
新設学部に向いている人、向いていない人
→メリットやデメリットがあると言っても、新設学部に向いている人と向いていない人はいるので今回はその部分について説明します。説明はしてもなかなか分からな部分があるのでインターネットやオープンキャンパスを使って調べておくことをお勧めします。
向いている人
→安定していない状況になっても自分で何とかやっていこうとする意志のある人は新設学部には向いています。また、大学に頼るのではなく自分でしっかりと勉強する力のある学生や大学生活で頑張って行きたいと思っている人には新設学部は向いています。自分のやりたいテーマが決まっていて新しい学部でしっかりと学んでみたい人にもおすすめです。
向いていない人
→安定思考の人は向いていない可能性があります。というのは、新設学部は社会に影響されたり、場合によっては社会に必要とあまりされていないので就職が大変になってしまうことは全然あり得ます。同じ学部で通っている大学の続きで大学院を考えているのは問題ないのですが、他大学の大学院を希望する場合に自分の学んでいる分野がそもそもなかったりします。新設学部は新しい学部ということもあり実績を作ろうとします。その際に、どうしても同じ学部の中でも学力が高い層に手厚くサポートをしてしまうことがあります。その結果、能力が高くないとその他大勢になってしまいサポートがあまり受けれないみたいなことになってしまいます。
まとめ
→大学の新設学部については人、物、金の関係が投下されるので、バスとかの公共交通機関でも宣伝はされます。イメージとかも集客用に作るので洗練されているので雰囲気や感じがよく入学してみたくなると思います。大学の新設学部にはメリットもあればデメリットもありますし、合う人と合わない人もいます。なので、一概に洗練された宣伝に惑わされることなく自分で決める必要があります。新設学部と言っても他の学部の焼き直しなんてこともありますのでオープンキャンパスをしっかりと活用して内容を確認する必要があります。



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