最近、とある高校生から担任の先生と仲が悪いから担任の先生に受験する大学を言わずに秘密で大学受験をしたいというリクエストが来たのです。ただ、実際には担任の先生に受験する大学を言わずに秘密で大学受験ができるのかについて実際のところを書いてみました。
担任の先生に受験する大学を言わず秘密で大学受験をするってどういうこと?
→ 学校や地域にもよるのですが、現役生でも浪人生でも大学受験や就職をしようとする時に調査書や成績証明書の場合は担任の先生からの推薦書が必要だったりします。ところが、志望校を知られたくないとかこんなところ受験したら笑われるのではないかと思って、担任の先生に受験する大学を言わずに秘密で受験したい場合が人によってはあるのです。今回はそのことについて語ります。
現役生でも浪人生でも担任の先生に受験する大学を言わずに受験はできるのか?
→現役生でも浪人生でも担任の先生に受験する大学を言わずに受験はできるのかについてシチュエーション毎に説明してみます。
基本的には担任の先生に受験する大学を言わないことは受験できない
→担任の先生に受験する大学を言わないことは受験できないのは事実です。というのは、調査書や成績証明書の申し込み受付は事務で行ったとしても、事務が担任の先生に書類を依頼することになります。調査書や成績証明書には記載者の先生の名前を記載する部分があるのです。そこには担任の先生の名前が入りますし、生徒の申し込み書類も担任の先生に行くのです。
但し、担任の先生が転勤しているや退職していれば話は別
→浪人生に当てはまる可能性が高いのですが、公立や国立だと担任の先生が他の学校に転勤になったり、定年退職などになると学校にいなくなります。その時は副担任の先生もしくは進路の先生が事務で行った申し込み受付を行った調査書や成績証明書の処理を行うのです。なので、担任の先生に知られずに調査書や成績証明書の処理が行われます。
担任の先生に受験する大学を言わず秘密で大学受験をすると何が起きるのか?
→たぶん、みなさんが一番知りたいのは担任の先生に受験する大学を言わず秘密で大学受験をすると何が起きるのかについて書いてみます。学校によっても対応が違うのでなんともいえないのですが現役生でも浪人生でもどこを大学受験するのかはバレます。浪人生の場合は○○大学を受験するんだなというレベルで済むのですが、現役生の場合はそういうわけにはいかないのです。学校にもよりますが、なぜ、担任の先生に相談しなかったのかということを問われる危険性があります。というのは、学校の体制にもよりますが、担任の先生が生徒の進路については定期的に報告をしたり、人数の報告を進路にしたりしていて、現役生がなるべく取り残されないように学校側が人数把握をしていることがあるのです。それだかならまだしもですが、推薦書の書類があったりするとなぜ受験する(特に、AO入試の推薦入試)ことを言わなかったのかということで話し合いになることがあります。というのは、学校や地域にもよるのですが、推薦入試で原石性が何人受験するかという人数を学校の会議で事前に決めている学校もあるのです。最悪の場合には推薦書が書けない事態になりかねないのです。ちなみに、現役生でも担任の先生が完全放置の先生なら何も起きません。
まとめ
→受験する大学名を担任の先生に言わず秘密で大学受験をするのはほぼ不可能です。ただ、担任の先生が転勤したり退職していたりしていれば担任の先生は受験する大学を知らないまま大学受験することができます。私もこれまで高校で生徒をみてきて誰がどこの大学を受験したのかは正直覚えていませんし、気にしたこともありません。なので、みなさんが思っているほど担任の先生は気にしていません。ただ、現役生の場合は担任の先生に大学受験(特にAO入試の推薦入試)する大学を言っておくと後にトラブルを回避することができます。それと、担任の先生と仲が悪くても大学受験の書類は基本的に書いてくれます。なので、安心していただければと思います。
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