定時制高校保護者通信制高校生徒不登校高校大学海外留学

自称進学校で鬱になり不登校なので環境を変えるって実際の効果どうなの?

みなさん こんにちは
最近、とある保護者お子様が自称進学校で鬱になり不登校なので環境を変えて、不登校で家にいる状態ではなく学校に行くことができる状態にしたいのですが、実際のところ環境を変えることは不登校の状態を改善するのに効果があるのですかという質問が来ました。この質問は人によって全然違うので一概には言えないのですが、環境を変えることによって不登校の状態を改善できた生徒は確かにいます。今回は環境を変えることによって不登校が改善した事例とそうでなかった事例について書いてみます。

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環境を変えるってどんなことが実際にはできるの?

→とは言っても、不登校の生徒の環境を変えるって学校を転校するは分かるけど、他に環境を変えるにはどんな選択肢があるのか分からない人も多いのではないでしょうか。今回は2つ紹介してみたいと思います。

海外留学 or 国内留学をする

→これ、知っているようで知らない人が多いのですが、不登校で環境を変えるならこれがおススメです。というのは、海外留学をすれば言語、生活、学校などあらゆる点で環境が変わっていきます。しかも、日本人の少ない場所に留学すると異文化の人と接することになるので非常に楽しいですし、居場所ができます。日本人コミュニティの独特な空気もないので、存分に様々な人とコミュニケーションをとることができます。ただ、費用が高いのがデメリットになるのと留学を単位認定してくれない高校だと学校を退学して行かないといけないことにもつながります。なので、国内留学で環境を変えるということもできます。詳しくはこちら。

学校を変わる

→ たぶん、一番馴染みがあるのは全日制高校から定時制高校や通信制高校に学校を変わることがみなさんには一番大きな環境の変化につながります。ただ、学校を変わるということは未知のことで実は勇気のいることなのです。学校変わって失敗したらどうしようと悩む人も多いかもしれませんが、学校が変われば何か得れるものが絶対にあります。なので、不登校で高校に残留することと学校を変わることを選ぶことができるなら天秤にかけ、様々な人に相談した結果、自分が学校を変わると決断したなら、突き進みましょう。高校生は長い人生の中のわずか1部ですし、学校が変わって失敗したとしても案外キャッチアップができます。しかも、人の失敗なんて他人はすぐに忘れるものです。

環境を変えることによって不登校の状態ではなくなった例

ダンスのために海外に高校生留学し海外の短大に編入

→ この生徒は高校3年間欠席時間はギリギリ何とかなったのですが、残念ながら学校に来ることが非常に困難なタイプの生徒だったのです。そして、進路に関してはAO入試や指定校推薦入試も就職も欠席時数の関係でどちらもうまくいかずに、一般入試でも上手くいかなかったのですが、環境を変えるということで卒業と同時に海外に生徒の趣味のダンスと語学学校(日本人がほぼほぼいない場所)で留学したのです。高校みたいに海外でも学校に来れなかったら大変だなと私は心配していたのですが、環境が変わったのが良かったのか、現地の語学学校には毎日行っていて、ダンスもできて毎日が充実しているみたいなんです。そして、その生徒から日本の大学に行くのはやめて、海外の短大に入学してそこから4大を目指すという連絡をくれたのです。ちなみに、その後、短大に合格して毎日ちゃんと通っているそうです。

調べた上で通信制高校に編入し、難関私立大学合格

→ この生徒は中学校から不登校を抱えていたみたいで、高校になると更に不登校の状態が続き友人もできない状態で学校に来ることができなくなり欠席時間を超えてしまったのです。ただ、本人は勉強や転学先の調査はしていたみたいで、全日制高校を辞めてこの通信制高校に編入しますということだったのです。その後、編入した通信制高校のスクーリングで仲のいい友人ができたみたいで、高校変わってよかったし、毎日通っていて勉強も頑張っていて、難関私立大学に合格しましたと連絡をもらいました。

環境を変えても不登校の状態が続いてしまった例

→環境を変えても不登校の状態が続いてしまう場合もあるのです。

通信制高校に編入したが、色々言われすぎて不登校の状態が続いてしまった

→親が次の高校選びを始めとして生活のこと、勉強のことや人間としてのことなどあらゆることに口を出しすぎてしまったのです。環境を変えるために生徒は全日制高校を辞めて通信制高校に編入したのですが、通信制高校に入っても親に色々なことを言われすぎたのです。更には人間関係も上手くいかずにしんどくなり、不登校の状態が続いてしまったのです。結局、通信制高校も退学してしまったのです。ちなみに、現在は実家を出て不登校ではなくイタリアンレストランでお金をもらいながら元気に働いています。

まとめ

→不登校の生徒には実はたくさんの選択肢があるので、人の目を気にせず自分で行きたい方向(高校に残ることも含め)を選ぶことは実は大事だったりします。不登校の生徒にとって環境を変えることは少なくとも何かを得ることになり、不登校の改善にもつながる可能性はあります。ただ、親が過度に干渉すると、不登校の状態が続いてしまう可能性がありますので、むしろお子様を放置するぐらいがいいのかもしれません。これが実は難しいのですが。

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