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なぜ、大学受験の小論文、願書の内容の代行作成はカンニング並みに危険?

みなさん こんにちは
多くの大学ではAO入試や指定校推薦入試が終わっていて、一般入試が近づいているのですが、一般入試を受験する方は最後まで諦めずに粘ってください。私も過去に何度も一般入試で志望校に逆転できた生徒をたくさんみてきましたので、みなさんの息子さんや娘さんならできます。今回はテーマが少し変わるのですが最近私の中で気になっていることがあるのです。それは○○代行作成です。小論文、願書の内容を自分で書くのは確かに大変ですし、分からなくなれば代行作成を頼みたくなる気持ちは分かります。ただ、大学受験関係の書類の代行は実はめちゃくちゃ危険なのです。もちろん、代行は便利ですし、私もソフト作成や修正の時に代行を使うこともあります。今回のブログ記事は代行を否定しているわけではないのですが、進路関係ではやめてくださいということです。

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そもそも代行作成とは?

→ TwitterなどのSNS上の見知らない人に大学受験の小論文、願書の内容の代行作成をお金を払って丸投げをして、つくってもらうことです。これ、実際にこういう生徒がいたので驚きを隠せませんでした。もう少し巧妙な例になると、友人や友人の友人に小論文、願書の内容の代行作成をお金を払ってしてもらう場合もありました。

なぜ、代行作成をしないほうがいいのか?

面接や面談の時にバレる可能性がある

→ 私の場合、書類代行作成をしてきた生徒と面接練習をしたことがあるのですが、面白いことにこの生徒が小論文や願書で書いていることと面接練習で言っていることが微妙に違うのです。もちろん、面接官役をしている私ですら気づくわけですから、何百人も面接している大学の先生には当然気づかれます。しかも、小論文や願書で書いていることと言っていることが違うということになると、面接官としては何とかそこのギャップを埋めたくなるので追質問をしてしまい、追質問のレベルが上がっていきます。ちなみに、この生徒の場合はとある質問を私がしたときに生徒の回答と志望動機書に書いてあることが明らかにかけ離れていたので、代行が発覚しました。ちなみに、代行を利用せずに自分で進路希望調査、小論文、面接の内容を書いていれば全然問題はないのでご安心ください。ちなみに、親が書類を書いても、大人と子どもでは書く内容が違ったり日本語の言い回しが違うのでバレるのでやめてください。

学校の評価を落とし、指定校推薦入試の枠を削られる危険性がある

→ 私が勤めてきた学校で引き起こしたことはなかったのですが、他の学校の先生によるとこういう代行行為が先方の大学にバレて(同じ内容の小論文が出てくる)、次の年の指定校推薦入試の枠が1から0に減らされたという話を聞いたことがあります。なので、自分たちはよかれと思ってやったことが意外な形で高校と大学の関係性にひびを入れてしまい、結果として高校に迷惑をかけ、後輩にも迷惑をかけることになります。

実は教員も気を付けないといけないこと

→このことは教員側も気をつけないといけなくて、教員側も生徒の小論文や願書をたくさん添削すると生徒によっては文の形が似ていることや内容が近すぎたりすることが実はあるんです。私の場合は他の先生に再度チェックしてもらったりすることもあるのですが、実は案外教員側が気づいていない時もあります。

まとめ

→いずれにしても、大学受験の願書や小論文の代行は後々のことを考えるとリスクが高く、下手をすれば怠けているという単純なものでは済みません。しんどいとは思いますが必ず自分で書くようにしましょう。もし、例え書けてなくても、本やインターネットに願書や小論文の書き方が載っていますので、それらを参考にするのもありです。本やインターネットをみても分からなければ担任の先生の所に行って書き方を教えてもらいましょう。担任の先生に叱られるかもしれませんが、早い段階だと取り返せます。

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